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三菱電機を書類送検、「36協定」越える違法な長時間労働をさせた疑い
昨年11月に記者会見をひらいた男性

三菱電機を書類送検、「36協定」越える違法な長時間労働をさせた疑い

大手総合電機メーカーの三菱電機が元社員の男性(31)に違法な長時間労働をさせていた疑いが強まったとして、厚生労働省神奈川労働局は1月11日、労働基準法違反の疑いで、法人としての三菱電機と当時の上司を横浜地検に書類送検した。

神奈川労働局によると、三菱電機は、同社の情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)で働いていた男性を労働基準法の労使協定(36協定)で定めた上限を越える違法な時間外労働をおこなわせていた疑いがある。

男性は昨年11月、長時間労働が原因で精神疾患(適応障害)を発症したとして、労災認定を受けていた。認定後に記者会見を開いた男性は「月160時間の時間外労働があったが、上司から『40時間未満で申告しろ』といわれていた」などと主張していた。

三菱電機は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「当社として真摯に受け止めており、関係者の皆様にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。あらためて適切な労働時間管理を徹底してまいります」とコメントした。

(弁護士ドットコムニュース)

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