大学時代に同じダンスサークルだった秀樹と妻の恵理子。2人の結婚式の余興で、サークル 仲間の正人が恵理子に嘘の告白をしたところ、なんと恵理子が正人に駆け寄るというまさかの展開となってしまいました。
心が晴れないままの秀樹だったが、夫婦関係を破綻させようとしていたのは自分だと気づいて…。
(弁護士ドットコムに寄せられた相談を元にしています)
僕は恵理子に思いの丈を話しました。この数カ月、恵理子に冷たい態度をとっていたことを心から謝罪し、正人にコンプレックスを感じていたことも打ち明けると「そういう繊細で真面目なところが好きだったよ」と笑い飛ばしてくれたのです。
結婚が決まった頃、母に言われた言葉を思い出しました。
「雨降って地固まるとも言うもの。恵理子さんと何があっても、しっかりと向き合うのよ」
僕と恵理子の結婚生活は、大きな嵐を無事くぐり抜けたことで、より固い絆を結ぶことができたような気がします。
(完)