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貴乃花親方のテレ朝出演で相撲協会「肖像権侵害された」、報道の真意は?
画像はイメージです(はいじ / PIXTA)

貴乃花親方のテレ朝出演で相撲協会「肖像権侵害された」、報道の真意は?

大相撲の貴乃花親方がテレビインタビューに応じたテレビ朝日の番組(2月7日公開)について、日刊スポーツが2月9日、「相撲協会激怒!貴乃花親方番組『無許可』テレ朝出禁」と題した記事で「(相撲協会広報部は)肖像権を侵害されたとし、同局(テレビ朝日)への今後の対応を協議する」と報じた。

記事によれば、相撲協会広報部の芝田山副部長は「世界中で肖像権や権利が叫ばれている中、垂れ流しされる状況は見逃せない」と話したという。

この報道を受けて、「貴乃花親方が自らの意思で出演したのに、相撲協会が肖像権を主張するのはおかしいのではないか」などの声があがっていた。

貴乃花親方の肖像権は、相撲協会にあるのだろうか。「肖像権」についてのコメントの真意を相撲協会に問い合わせたところ、確かに「肖像や四股名、年寄名など、相撲協会員に関する全ての肖像の管理、運営、保全は相撲協会が管理している」ということだった。

ただ、今回の芝田山副部長のコメントについては、「相撲協会としてという話ではなく、あくまで世間一般の認識という話の流れの中でお話しした」といい、(1)申請書類の偽造、(2)番組の放送に際して必要な書類が提出がされなかったーーの2点について、今後の対応を協議するという。

そうだとしたら、芝田山副部長の発言は、不用意なものだったということになりそうだ。

(弁護士ドットコムニュース)

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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