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岡口判事の弾劾裁判、元法相の山下裁判員が辞職 忌避判断直前
報告する岡口判事の弁護団(2023年12月15日)

岡口判事の弾劾裁判、元法相の山下裁判員が辞職 忌避判断直前

仙台高裁の岡口基一裁判官(職務停止中)の弾劾裁判で、山下貴司議員(衆・自民)が12月14日付で裁判員を辞職した。すでに弾劾裁判所のウェブサイトからも名前が消えている。岡口判事側の弁護団が11月1日付で忌避を申し立てていた。

山下議員は、法務大臣も務めた検察官出身の弁護士。10月25日の第10回公判で訴追委員会、弁護側双方が証拠請求していない書籍を長々と引用して補充尋問するなどしたことから、岡口判事側が不公平な裁判をするおそれがあるとして交代を求めていた。11月22日の第11回公判は欠席した。

岡口判事の弁護団によると、12月11日に忌避について弾劾裁判所側で合議が設定されていたが、その直前に山下議員から辞職願いがあったようだ。14日に辞職が許可された。

弾劾裁判所事務局によると、裁判員の数が13人となったため、新たに裁判員1人を迎える見通し。岡口判事の次回期日は12月20日で、本人尋問がおこなわれる。

弾劾裁判所ウェブサイトより。12月14日現在で山下裁判員の名が消えている(下線は編集部)

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