女性器をモチーフにした作品を制作している芸術家「ろくでなし子」さんが12月3日、警視庁に再び逮捕された。
「ろくでなし子弁護団」の南和行弁護士によると、ろくでなし子さんは12月3日、警視庁の家宅捜索を受け、逮捕されたという。ろくでなし子さんからは、警察署を通じて、弁護士に接見要請があったという。
ろくでなし子さんは、自らの女性器をかたどった立体アート作品「デコまん」というシリーズを制作している。ろくでなし子さんは今回、その作品を作家・北原みのりさんの経営するアダルトグッズショップで展示していたとして、わいせつ物公然陳列などの容疑で逮捕されたという。
同弁護団の山口貴士弁護士は3日、「"Rokudenashiko" was arrested again」と英語でツイート。さらに、「北原みのりさんも逮捕されました」「今回、警視庁が彼女を逮捕したことは明らかに不当であり、間違っていると考えています」と指摘した。
ろくでなし子さんは自らの女性器をスキャンし、3Dプリンターで出力するためのデータを今年3月に配布したとして、「わいせつ電磁的記録記録媒体頒布罪」の疑いで今年7月に逮捕・勾留されたが、その後、釈放された。2回目の逮捕容疑には、同様のデータを前回とは違う人物に対して送信したなどの容疑も含まれているという。
南弁護士は「逮捕は不当。検察官は勾留請求すべきではないし、裁判官は勾留を認めてはならない」と話している。
【追記】誤解をさけるため、記述を一部修正いたしました(14:00)