問題の本質を理解することが重要〜コミュニケーション力を武器に依頼者が納得する解決を目指す
最初から最後まで自分の責任で取り組む仕事
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
法学部への進学を決めた時点では、将来の進路について具体的に考えてはいませんでした。3年生になって進路を考える頃に、組織の中で歯車的に働くよりも、最初から最後まで自分で責任を持って取り組める仕事をしたいと思い、弁護士を目指すことを決めました。
弁護士が扱う案件には、似通った案件はあっても、まったく同じ案件は存在しません。そのため、常にオーダーメイドの対応が求められます。そこに大きな魅力を感じます。また、仕事の成果が見えやすいこともやりがいに繋がっています。
ーー学生時代に熱中していたことはありますか。
大学時代はボート部に所属していました。埼玉県に合宿所があり、1年のうち約300日は合宿所で生活していました。
ボート部に入部した理由は、人とは違うことに挑戦したかったからです。一度限りの大学生活を充実させるために、そのときにしかできないことにチャレンジしたいと思いました。
引退するまでの4年間は、ボートのことばかり考える毎日でした。練習メニューも自分たちで考え、試合に勝つために何が必要か、何をするべきかを仲間と話し合いながら決めていました。
目標設定、スケジュール管理、仲間とのコミュニケーション。ボート部でのこれらの経験は非常に貴重なものであり、弁護士になった今でも大いに役立っています。
特定の分野に絞ることなく、幅広い分野に対応
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
特定の分野に特化せず、幅広い分野の相談に対応しています。その中でも力を入れているのは債務整理、離婚、相続です。また、刑事事件にも注力しています。
借金は、生活に大きな影響を与える問題です。借金が返済できずに困っている方は、日常生活がままならなくなるだけでなく、精神的にも大きな負担を抱えています。このような状況を放っておくと、生活が破綻し、最悪の場合には命に関わる問題に発展することもあります。したがって、誰かが解決に乗り出さなければならない問題だと考えています。
これまで様々なケースの借金問題を解決してきました。その経験を活かし、依頼者一人ひとりの状況に合わせた解決策を提案しています。
離婚と相続に共通してるのは、感情が絡む分野であることです。法律を機械的に適用しても、十分な解決は望めません。最善の解決を目指すうえでは、依頼者とのコミュニケーションが非常に重要です。
学生時代のボート部での経験を通して、仲間とコミュニケーションを図りながら問題を解決する力を培いました。このスキルは、家事事件を手がける上でも役立っています。
ーー刑事事件に注力しているのはどのような理由でしょうか。
弁護士8年目の頃に、刑事事件で無罪判決を取ったことがあります。名古屋で裁判員裁判が始まってから、おそらく最初の無罪判決だと思います。
その事件以来、「刑事事件に強い弁護士」という評価を周囲から受けるようになりました。期待を裏切らないためにも、研鑽を積みながら、刑事事件に取り組んでいます。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
弁護士の仕事は、裁判に勝つことがすべてではありません。たとえば、離婚や相続の財産分与において、相手よりも多くの財産を獲得できたとしても、それで万事解決とはいえません。重要なのは、依頼者に納得してもらえたかどうかです。
依頼者が納得できる解決を目指すには、問題の本質を理解する必要があります。そのために重要なのがコミュニケーションです。話をしっかり聞くことはもちろん、イメージを膨らませ、依頼者の立場や感情を理解することを大切にしています。
すべての方が合理的に話をできるわけではありません。言葉の表面的な部分だけを捉えると、誤った解釈をしてしまう可能性があります。質問をして確認しながら、問題の本質を見極めるように心がけています。
ーーこれまでの活動で印象に残ってる案件やエピソードを教えてください。
弁護士を15年以上続けている中で、最初の印象ですべてを決めつけてはいけないと強く感じています。
見通しが厳しいと思っていた案件でも、手続きを進める中で状況が変化し、当初考えていたよりも良い結果が出ることがあります。また、交渉が難しそうに思えた相手方が、話をしてみると非常に協力的で、スムーズに解決したケースもありました。
ベテラン弁護士の方はよく「裁判は生き物」と表現しますが、その通りだと思います。裁判では、思わぬ展開になったり、予期しない結果が出たりすることがよくあります。良い方向に進むこともあれば、その逆もあります。そのため、常に細心の注意を払いながら臨まなければなりません。
このような経験から、柔軟な姿勢を持ち、どんな状況にも対応できるよう心がけています。依頼者にとって最善の結果を引き出すために、状況の変化に敏感であり続けることが重要だと感じています。
多様なニーズに対応できるように研鑽を積み重ねる
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
趣味はゴルフです。コロナ禍で活動が制限されていた時期に、三密を避けて運動ができることから始めました。もともと運動が好きで、中高は剣道、大学はボートとずっとスポーツに打ち込んでいました。現在はゴルフで体を動かすことがリフレッシュになっています。
休日はだいたい子どもと過ごしています。公園で遊ぶよりも、バスに乗ってあちこち出かけることが多いです。子どもが喜ぶ姿を見るのが何よりの癒しですね。
ーー今後の展望をお聞かせください。
弁護士としての知識や技術をさらに高めるため、研鑽を積み重ねていきます。地域の方々からのさまざまな相談に対応し、個人・法人を問わずサポートしたいです。
また、新しい分野にも積極的に取り組みたいと思っています。例えばインターネット関連の問題など、これまで経験したことのない分野にもチャレンジし、幅広い知識を身につけたいと思います。「この分野は扱えません」とお断りすることなく、依頼者の多様なニーズに対応できるようになることが目標です。
ーー最後に、法律トラブルを抱えている方へメッセージをお願いします。
まずは気軽に相談に来てください。相談したからといって、必ずしも依頼しなければならないわけではありません。相談だけで問題が解決するケースもありますし、弁護士に依頼する必要がなく解決できるのであれば、それが何よりも望ましいと思います。
弁護士と話すだけでも納得できたり、気が楽になったと感じられると思います。どんな悩みでも丁寧に話を伺いますので、お気軽にご相談ください。