建築トラブルに注力し、建築士とのネットワークも駆使して依頼者の悩みを解決
建築分野に惹かれたきっかけ
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
父が弁護士でしたので、弁護士という職業は中学校くらいから知っていました。ただ、具体的にどのような職業かについてはほとんど知りませんでした。やがて、大学4年生のころ、弁護士というのが、組織に束縛されることなく自分の裁量で、個人や企業などさまざまな人の問題を解決し、その一方で、国を相手にするような社会問題にも取り組める職業であることを知って、そんな働き方が私の目にとても魅力的にうつりました。
ーー注力分野と注力された理由を教えてください。
欠陥住宅や建築瑕疵を中心とした建築分野に注力しています。最初に所属した事務所で建築分野を担当したことがきっかけで関心を持ち、現在も注力しています。
建築分野は客観的事実に基づいてトラブルを解消します。感情に左右されることなく、事実を検証して結論を出すという工程が取り組みがいのある分野だと感じています。
欠陥住宅の相談で多いのは、業者に発注して造った建築物が想像していたものとは違うといったトラブルです。大抵の場合、依頼者は建て替えや補修を希望するのですが、同じ業者に発注したくないということから、建て替え費や補修費用相当額の損害賠償請求をすることが多いです。
その際に重要なのが証拠です。設計図はもちろん、建設途中で変更の指示があったのならば、その履歴も重要になります。そうした証拠を元に、業者の施工ミスを追及していきます。
専門性を必要とする建築トラブルは早めに相談を
ーー建築分野での先生の強みは何でしょうか?
建物の欠陥や施工ミスを調査するには建築の知識を必要とします。そうしたときに建築士の意見を求めるのですが、私は建築士の団体とコネクションがあるので、すばやく対応できることは強みではないかと思います。
また、建築士と仕事をするには、弁護士も最低限の建築知識が必要です。そのための勉強もしていますし、多くの案件を扱ってきて培った知識がありますので、建築トラブルで悩みを抱えている方には、安心して任せてもらえるのではないかと思います。
ーー依頼者とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?
依頼者が何を一番不安に感じているのかを意識しながら、じっくり話を聞くように心がけています。
弁護士が扱う法律問題は、即時に解決できるものが多くはありません。建築問題などは解決まで時間がかかりますので、依頼者が抱えている不安を少しでも解消することが大切です。
欠陥住宅であれば応急処置の方法をアドバイスするなど、直接法律とは関係のない問題だとしても、可能な限り依頼者の力になれるように尽力しています。
ーー弁護士としてやりがいを感じるときはどんなときですか?
依頼者の言い分が正しいと裁判所に訴えて、その主張が認められるときですね。建築物に瑕疵があればそれは絶対に変わらない事実なので、あとはそれを裏付ける証拠を集められれば、依頼者が満足できる結果を得られます。
どんなに大変な事件であっても、努力が実って依頼者に感謝されると、次の仕事への原動力になります。
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
休日は趣味の乗馬や山登りをしています。
乗馬は司法修習で仙台に行ったときに体験して好きになりました。東京に戻ってきてからは乗っていなかったのですが、もう一度馬に乗りたいと思い、1年くらい前から乗馬クラブに通っています。
登山は都内や近県の低山を回るのが好きです。山頂からの景色を見たりして気持ちをリフレッシュしています。
ーー今後の展望を教えてください。
これまでと変わらず、目の前の依頼に尽力していきます。幅広い分野に対応しながら、注力分野である建築分野に関してはこれまで以上に専門性を高めて、多くの案件に対応できるようにしたいと考えています。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
身体に不調があったら医者に相談するのと同じように、法律トラブルで悩まれたら弁護士に相談して欲しいと思います。
病気と同様、法律トラブルは放っておくと悪化していくだけです。早期に相談することで事態の悪化を防ぐことができますので、まだトラブルになっていない場合でも、不安なことがあれば気軽にご相談ください。