橋ケ谷 祐可 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
母の力になりたいと思ったのが弁護士を目指したきっかけです。母は静岡県の焼津市で、児童虐待やDVに悩む市民の相談に乗ったり、民生委員や人権擁護委員を務めたりと、地域の人々の生活を守るための活動に積極的に参加しています。
私はもともと世界遺産などの文化財保護に興味があり、それらの文化財を法整備の面から保護していきたいとロースクールに通っていたのですが、母の働く姿を見ているうちに、母の手助けがしたいと思うようになりました。
遠い国の文化財を守ることももちろん大事ですが、自分の目の前にも手を差し伸べたいと思う人たちがいるではないか、と感じたのです。結果、文化財保護の法整備への関心を持ちつつ、今は身近な人たちの力になれる仕事として弁護士になろうと決意しました。
弁護士として仕事をする上で意識していること
「会いに行く」ということです。大学で文化人類学を学んでいましたので、実際に現地の方と共に生活をするというフィールドワークをよく行っていました。その経験もあって、直接現地に行くこと、会って話をすること、自分の目で見ることということは物事を把握する上でとても大切なことだと感じています。
やはりこの仕事は時間に余裕があるわけではないですし、状況によってはスピードが第一に求められる場合もあるので、連絡の手段としてメールや電話、FAXを用いることがほとんどです。
ですが、そのような間接的なコミュニケーションで連絡を取る場合は、足りない情報を自分の想像で補う必要がありますし、私自身の経験だけでは補足しきれないことが多々あるのも事実です。
やはり、実際に、その人が生活している場に身を置き、面と向かってお話をしてこそ、その人の考え方やライフヒストリーを理解することができますし、自分の目で見てこそ、現場の雰囲気を肌で感じることができます。
物事を正確に理解し、依頼者の立場で物事を考える為にも、時間が許す限り、私は「会いに行く」ということを大切にしていきたいと思っています。