四宮 隆史 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
経済学部時代は全く弁護士に興味がなく、卒業後はNHKのテレビ制作会社に就職しました。しかし仕事で取材をしていくなかで権利問題や契約の話についていけないことも多く、ちゃんと勉強しなければと思ったのがきっかけです。
また、かつてはテレビ局内に法務部がなく、業界内での法律家のニーズを感じたのもひとつの理由です。どうせ勉強するなら司法試験を受けようと思い、バイトをしつつ独学で4年間勉強しました。
印象に残っている事例
今まで担当した訴訟の中で一番大きかったことと、新米でありながら書面のドラフティングなどに深く関わらせてもらったことから、以前勤めていた大手渉外事務所で担当した「ヨミウリオンライン事件」控訴審が印象に残っています。
独立してからは、現場のリアルなトラブルに直接向き合いながら解決策を探っているため、すべての仕事が印象深いです。
弁護士としての信条
「現場主義」です。弁護士が依頼される仕事のほとんどは、大きなプロジェクトの一部分なので、全体像を把握するのが難しい場合が多い。しかしエンタテインメントの仕事は特に全体像や背景事情を把握することが大切なので、制作現場やビジネス交渉の現場に立ち会ったり、依頼者に近い立場にいることを心がけています。
依頼者に対して心がけていること
話をよく聞き、問題の本質部分を見極めることです。例えば契約書の作成依頼の場合、なぜこの契約にいたったのかなどの背景も知ることが必要です。また依頼者は一番相談したい部分だけを話すことが多いため、それ以外の周辺事情をこちらから依頼者に質問し、問題の根底や本質を把握するように気をつけています。
特に関心のある分野
専門にしているエンタテインメントビジネス、広い意味でのコンテンツビジネスでしょうか。新しい媒体やマーケットの登場によるビジネスモデルの変化に関連した国内外の法律や契約の在り方を追及するのが面白いです。
ちなみに、エンタテインメントビジネスに関して、参考になる書籍や契約書のサンプルは日本にはほとんど存在しないため、主にアメリカのものを参考にしています。
悩みを抱える方へのメッセージ
人生において法律は必ず関係してきます。弁護士を敷居が高い存在だとは思わず、身近な相談相手くらいに思ってアクセスしてください。また1人の弁護士が言っていることが正しいとは限りません。5人に聞いて全員が違うことを言うかもしれないですが、それに正解も間違いもありません。こういうサイトを利用して、一番自分の考え方にしっくりくる意見の弁護士を探してください。