遺産相続の解決事例
  • 成年後見

他のきょうだいによる高齢親の囲い込み事案をサポート

50代 女性
この事例の依頼主 50代 女性

相談前の状況 相談者の母は80代であり、介護が必要なため施設に入所しています。
近くに住む相談者の兄が施設との連絡役になっていますが、今年になってから兄が施設に指示をして、相談者は母と面会することができなくなりました。

兄を問いただすと、兄は「お母さんがお前とは会いたくないと言っている」の一点張り。
相談者は母から嫌われる理由が思い当たらず深く傷つき、このまま母が亡くなってしまったら…と想像して毎晩よく眠れなくなってしまいました。

お金がからんでいるわけでもなく、こんなケースはいったいどこに相談に行けばよいのでしょう・・・。

解決への流れ 相談者から依頼を受けて兄に「相談者と母を会わせてほしい」と申し入れたところ、兄側も弁護士を付けました。
双方の弁護士を通じて母の健康状態を知らせてもらったり、写真を送ってもらったりすることができるようになり、相談者の気持ちはひとまず落ち着きました。

今は弁護士同行で母との面会実施に向けた調整を続ける予定です。
また、母の認知症が進んだら成年後見の手続きをして専門家に母の財産管理をしてもらうつもりです。

兄や母の真意はわからないままで、もつれた糸は簡単にはほどけませんが、それでも寄り添って伴走してくれる弁護士がいるのはとても心強いことです。

木野 綾子 弁護士 木野 綾子 弁護士からのコメント こうしたケースでは、親を囲い込んだ子ども(本件では相談者の兄)が「自分に有利な遺言書を書いてもらいたい」「生前贈与を受けたい」などの「親の財産目当て」であることがよくあります。

親も高齢になると、自分のそばにいて面倒を見てくれる子どもの言うなりになって、考え方や好き嫌いまで影響されてしまうことがあるもので、排除された側の子ども(本件では相談者)が悪いわけではないのです。

法的手段としては、「面会妨害禁止の仮処分」「親族間紛争調整調停」などがありますし、家族のためのADR(裁判外紛争解決機関)の利用も選択肢の1つです。
気長に寄り添ってくれるような弁護士を味方につけましょう。

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