密なコミュニケーションと迅速な対応で、多岐にわたる不動産トラブルを解決
不動産法務のエキスパートとして、依頼者の期待に応える
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
もともと弁護士になりたいと思っていたわけではないのですが、大学で法律を学ぶ中で、法律の論理的な考え方が肌に合うと感じて、法律を使った仕事をしたいと思うようになりました。ただ、司法試験はさすがにハードルが高いと思い、始めは公務員や裁判所書記官を目指して勉強していたんです。
そんな中、大学を卒業する頃に法科大学院制度が創設されました。それまでの司法試験制度と異なり、より多くの人に法律家への道が開けるようになると聞き、私もチャレンジしてみようと奮起しました。
司法試験に無事合格し、司法修習中には検察官を目指したこともありました。しかし、弁護士志望の友人と将来について話をする中で、弁護士になった方が社会の中でさまざまな人と出会い、知見を広げられるのではと思うようになり、最終的に弁護士になることを決めました。
ーーどんな学生生活でしたか?
小学生の頃から高校生まではサッカーを続けていました。中学では全国大会でベスト8まで勝ち進み、高校ではキャプテンを務めて、サッカー漬けの日々でした。
大学時代はアルバイトに精を出し、さまざまな職種を20種類ほど経験しました。一方でロースクール時代はアルバイトをしなくて済むように奨学金を借りて、勉強に専念しました。勉強だけに集中できる環境はとてもありがたかったです。幸いにも友人に恵まれて、法律の学説や問題の回答の仕方などをよく議論していました。司法試験の勉強というと大変なイメージがあるかもしれませんが、友人と議論した楽しい時間が記憶に残っています。
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
不動産問題と遺産相続に注力しています。不動産は時代が移り変わっても残り続けるので、どの時代にも不動産問題に困っている人が必ずいます。そのような普遍的な問題に取り組み、困っている方々のサポートをしていきたいと思っています。
また、不動産の所有者が亡くなった際には、相続の中で不動産の取り扱いが問題になることが少なくありません。そのため相続問題の取り扱いも自然と多くなっています。
密なコミュニケーションと迅速な対応で依頼者に寄り添う
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
まずは依頼者の話をしっかり聞き、望んでいる解決が何なのか見極めることを大切にしています。そのためにコミュニケーションを密に取り、状況や気持ちのすり合わせを丁寧に行っています。弁護士は依頼者の代理人なので、依頼者の望む解決を目指すことは当然ですが、ときには専門家として依頼者をよい方向へ導くことも必要です。そのバランスを大切にしています。
また、レスポンスの速さも心がけています。弁護士の仕事は依頼者に見えない部分が多いので、状況を迅速に伝えることが依頼者の満足度を上げることにつながると考えています。
ーー弁護士として活動をされてきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
初めて一人で手掛けた刑事事件が印象に残っています。被疑者は反社会的勢力の一員で、覚醒剤の容疑で逮捕されたのですが、前科や余罪もあったため、長期の実刑判決が下される可能性が高い状況でした。
はじめての刑事事件だったこともあり、ほぼ毎日接見へ行き被疑者と面会しました。すると、被疑者が私を信頼してくれたのか、反社会的勢力から足を洗うと言い出したんです。その証拠として反社会的勢力の構成員の名簿を提出すると言われ、私も検察官もとても驚きました。
そのような名簿を提出したら、反社会的勢力から報復を受けるのではないかと私も検察官もとても心配しましたが、本人の強い意向により名簿は提出されました。裁判官にも被告人の改心が認められ、最終的に、当初の見込みよりも大幅に短い刑が言い渡されました。
反社会的勢力から足を洗うという人生の大事な転換点に弁護士として力になれたのは貴重な経験だったと思います。初めて一人で手がけた刑事事件だったこともあり、今でも印象に残っています。
事務所の最高法務責任者(CLO)として、包括的な法律サービスを提供
ーー今後の展望についてお聞かせください。
「不動産法務に森田あり」と言われるような弁護士を目指したいと思っています。
また、所属事務所である「Authense法律事務所」のCLO(最高法務責任者)を務めています。「弁護士業界にAuthenseあり」と言われるような法律事務所になるべく、特定の分野に限らずさまざまなお悩みに対応できる事務所作りをしています。
当事務所には弁護士だけでなく税理士や社会保険労務士、弁理士などさまざまな士業のプロフェッショナルも所属しています。法律問題だけではなく税務や会計、労務などの幅広い問題に対しても価値提供できる事務所になるように励んでいきたいと思います。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
弁護士はとっつきにくく敬遠されがちな職業で、気軽には相談しにくいと思っている方も少なくありません。顧問先である企業の方でさえ弁護士に直接言えず、事務員を通じて相談がくることがあります。
弁護士に相談するハードルが高いという現状を、私は非常に悔しく思っています。弁護士もサービス業ですから、お客様である依頼者のために尽力したいんです。弁護士へのハードルが低くなるよう、弁護士をもっと身近に感じてもらえるよう引き続き取り組んでいきたいと思います。
悩んでいることがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。依頼者の伴走者として一緒に解決に向けて進んでいきたいと思います。