金井 重彦 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
主に3点ありまして、1点目は、世の中理不尽なことが多いですが、筋を通して正義を貫けるような仕事に就きたいと思ったからです。2点目は、弁護士は何よりも自由で誰にも縛られない職業であるということです。そして3点目は、子供の頃、医者をしていた祖父に弁護士に向いているのではないかと言われたことが強く記憶に残っていたからです。
印象に残っている事例
依頼者に喜んでもらえた事件はすべて印象に残っていますね。特に犯罪被害者の事件で、加害者に損害賠償請求をした結果、ほとんど回収はできなかったのですが、少しでも依頼者の無念が晴れるように一生懸命に取り組み、依頼者から感謝された事件は印象的です。
仕事の中で嬉しかったこと
事件の大きさには関わらず、依頼者に喜んでもらえた時や満足してもらえた時には嬉しいと感じますね。
弁護士になって大変だと感じること
依頼者や相手方、裁判官などすべて「人」を相手にする職業なので、その意味で難しいと感じる部分はあります。特に依頼者との関係において、意思疎通がうまくいかないことがあると大変だと思います。
依頼者に対して気をつけていること
私は比較的、率直にものを言うようにしています。あまり回りくどい言い方はしません。できるだけストレートに分かりやすく伝えるように心がけています。あとは依頼者に誤解のないように説明することには気をつけています。
休日の過ごし方
積み残しの仕事を事務所に出て来てやっているか、自宅でくつろいでいるかのどちらかですね。事件が重なると土日に出勤することもあります。
弁護士としての信条・ポリシー
「真正面から真正直に」ということです。
依頼者と話す際にも率直に伝えますし、裁判でもできるだけ主張はストレートにするようにしています。あまり小賢しいやり方は好きじゃないので、ここからは譲れない、ここまでは譲れるというような線引きを明確にしています。
関心のある分野
著作権法と家族法です。最初に入所した事務所が著作権法に力を入れていたので、実務を通じて著作権法を学んでいきました。
大学時代に著作権を深く学んだという訳ではなく、事務所に入ってからOJTのような形で契約書の作成など仕事を覚えていきました。それに加えて教科書等も読んで基本的な勉強も欠かしませんでしたね。
家族法関係に興味を持ったのは、人間同士のぶつかり合いの問題なので、人間関係や人生模様が浮き彫りになることに対して興味深いと思ったことが大きな理由ですね。
著作権法はビジネス、家族法は人間の感情を扱う分野なので、全く異なる分野ですが、両方に面白みを感じています。
弁護士になった後、証券会社で勤務した理由
証券業務もやってみたいと思ったからですね。証券会社では主にM&Aや技術提携を扱っていました。その関係もあって、交渉のやり方や話のもっていき方は勉強になりましたし、今の弁護士業務の中でも活かされていると思います。
今後の弁護士業界の動向
弁護士の人数が増えても、特殊な分野を扱う弁護士の数が増えなくては社会のためになりません。その意味で、弁護士の数が増えたからといってクライアントにとって利便性が高まるかは分かりません。
安易な事件だけを担当する弁護士が増えるだけではなく、特殊な分野(例えば著作権法や家事事件の中でも特に難しい事件など)を扱える弁護士も、弁護士人口の増加に比例して増えていく必要があります。
今後のビジョン
ブティック型のような、高い専門性を持った弁護士を目指していますし、現在でもそうなれるように努力しています。もちろん一般事件にも対応できますが、それに加えて著作権法や家族法など専門性を高めるために研鑚しています。
悩みを抱える方へのメッセージ
一般に弁護士というと敷居が高いとか、話しにくい、少し話しただけでお金を取られるなど誤解されている部分がありますが、そんなことはありません。
決して高い料金をとることはないですし、弁護士は一番安く頼める専門家なので、気軽に相談に来て欲しいですね。弁護士に頼むことによって得られるメリットは本当に大きいと思います。