遺産相続の解決事例

家庭裁判所で否決された「特別受益」を高等裁判所で認められた事例

60代 男性
この事例の依頼主 60代 男性

相談前の状況 ご相談者様は前任の弁護士を通じて、「相手方の配偶者名義の口座へ振り込まれた被相続人の財産は、実質的な特別受益(生前贈与など)にあたる」と主張していました。しかし、家庭裁判所の裁判官からは「その主張を認めるのは難しい」と、極めて厳しい見解を示されてしまいます。

前任の弁護士が途中で身を引いてしまい、裁判が進む絶望的な状況の中で、もう後がないと感じたご相談者様が当職の元へと駆け込まれました。

解決への流れ 当職は即座に手続きを引き継ぎ、ご依頼者様と二人三脚で証拠の再整理に着手。
相手方配偶者の口座に移された資金が、実質的に相手方の利益であると証明するための補強証拠を提出しました。

一審の家庭裁判所では形式的な判断により主張が退けられましたが、諦めずに即時抗告を申し立てました。

舞台を高等裁判所に移し、資金の流れと特別受益の該当性を説得力ある論理で粘り強く主張し直した結果、高裁は一審の判断を覆し、特別受益として認める逆転決定を下しました。

山中 聡将 弁護士 山中 聡将 弁護士からのコメント 裁判官から一度「認めない」と告げられたり、一審で敗訴したりすると、多くの方が絶望して諦めてしまいます。
しかし、裁判所の判断が常に正しいとは限りません。

形式的な判断に対して、いかに緻密な証拠を揃え、説得力のあるロジックで対抗できるかが勝負の分かれ目です。

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