「依頼者の笑顔を取り戻したい」離婚、相続、交通事故など身近な問題解決に注力
困っている人を助ける弁護士に憧れた
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
弁護士という職業を知ったのは、中学生のときでした。生徒がそれぞれ自分の好きな職業を調べる授業があり、「なにか人の役に立てる仕事をしたい」と考えていた私は、そこで弁護士という職業を知り、トラブルを抱えて困っている人を助け、裁判を通して社会に影響を与える役割の大きさに魅力を感じました。
ーー大学時代はどのような学生生活を送っていらっしゃいましたか?
大学では司法試験合格を目指す研究室に所属し、同じ志を持つ仲間と勉強会を開いたり議論をしたりして、有意義な時間を過ごしていました。大学卒業後は法科大学院に進学しました。(法科大学院を修了すると司法試験の受験資格が得られます)
勉強中心の生活でしたが、学生時代にコツコツと努力を積み重ねたからこそ、今があると思っています。指導してくださった先生方や勉強仲間、友人、家族など、たくさんの支えがあって司法試験に合格できたと感謝しています。
目先の解決ではなく、未来を見据えた解決を
ーー注力分野と注力している理由を教えてください。
離婚、相続、交通事故に注力しています。これらの分野は、弁護士登録後にお世話になった法律事務所でも依頼の多かった分野で、独立後の現在も注力しています。
離婚も相続も交通事故も、誰もがトラブルに遭う可能性のある身近な問題です。生活に密着した問題だけに悩みを抱えていても周りに相談しにくいこともあり、相談に来られる方はみなさん暗い面持ちでいらっしゃるのですが、問題を一つ一つ解決していくとともに表情が明るくなっていくのがわかります。
依頼者の笑顔を取り戻したいという思いで、その人にとっての「より良い解決」を考え尽力することで、一日でも早く悩みや不安を解消できるように取り組んでいます。
ーー依頼者のために心がけていらっしゃることはどんなことでしょう。
子どもが関わる離婚問題や親族間の相続トラブルなどは、目の前の問題を解決したからといって万事解決というわけではありません。子どもや元配偶者、親族との関係は今後も続いていくからです。目先の解決だけではなく、5年先や10年先のことを見据えた解決策を考えることも大切なことだと考えています。
トラブルを抱えているとどうしても視野が狭くなり、目の前の問題を早く解決したい、という気持ちにとらわれやすい印象です。解決を急ぐあまり冷静な判断ができず、後悔することも少なくありません。弁護士という立場からは、法的な観点を踏まえて、依頼者にとって「より良い解決はなにか」「何がベストなのか」を考え、解決に努めるようにしています。
また、依頼者との打ち合わせなどでは、法律用語など難しい言葉はわかりやすく言い換えて説明することを心がけています。満足のいく解決を目指すために、依頼者もひとつひとつのことに納得した上で進めていくことを大切にしているからです。そのためにも、わかりやすく伝えることが大事だと思っていますし、もし「こんなこと質問していいのかな」といったことがあれば気軽に質問してほしいと思っています。
ーー印象に残っているエピソードや事件を教えてください。
ある土地の明渡しを求める裁判が印象に残っています。依頼者は土地の所有者であることを主張し、土地の利用者に明渡しを求めていました。交渉では話がまとまらず、裁判で明渡しを求めることになったのですが、地方裁判所(一審)の判決では土地の売買が50年以上前の出来事で関係者も亡くなっていたため証拠関係が乏しいことなどから、明渡しが認められませんでした。
判決を受け控訴することを決めましたが、一審の判決をひっくり返すことは簡単なことではありません。ですが依頼者にとってその土地は、父親から譲り受けたという特別な思いがあり、簡単に諦めるわけにはいかなかったのです。
依頼者の思いを聞いた私はその思いを書面にまとめて証拠とし、さらに一審での証拠を一から見直して主張を整理した控訴理由書を裁判所に提出しました。その結果、二審の裁判官は依頼者の主張を認め、一審判決を取り消して、土地の利用者に明渡しを命じる判決を出してくれました。
決定的な証拠が見つかったわけではありませんでした。ただただ依頼者の思いや誠実さが裁判官に伝わったのだと思います。依頼者の気持ちや思いを整理し、問題の背景事情も含めて裁判官にどのように伝えるかは重要なことだと改めて感じた事件でした。
いつでも頼りになる身近な弁護士を目指す
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
休日はYouTubeを見たりDVDで映画鑑賞をするなど、家でゆっくり過ごすことが多いです。キンクマのハムスターを飼っており、えさ入れに手を置いてえさの追加をアピールしたり、えさにがっつく様子など、愛嬌を振りまく姿が可愛らしく、日頃の疲れを癒してくれます。これまではインドア中心でしたが、今後はダイエットのため外に出かけて体を動かすことも取り入れていきたいと考えています。
趣味は旅行です。きれいな景色を見て、おいしいものを食べるのはいいリフレッシュになります。最近は北海道に行き、支笏湖や富良野を満喫してきました。
ーー今後の展望を教えてください。
注力している離婚や相続、交通事故の分野でさらに実績を積むことと、得意分野をもっと増やしていきたいと考えています。町のかかりつけのお医者さんのように、どんな事件でも頼りにしていただける身近な弁護士を目指したいと思っています。
ーー最後に法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
困りごとや悩みを抱え続けることは精神への負担も大きく、よいことではありません。できるだけ早く、弁護士に相談していただきたいと思います。
早期に相談していただくことで選択肢の幅が広がる可能性もありますし、「なんとかなりそう」「深刻に悩む必要などなかった」とわかることもあります。弁護士に連絡をすることは少し勇気のいることかもしれませんが、気軽に相談にしてください。一緒に解決を目指していきましょう。