依頼者の話を真摯に聞き続けた30年 最善の解決を目指し、どんな事件にも全力で取り組む
先輩の誘いをきっかけに司法試験に挑む
ーー弁護士になるまでの経緯を教えてください。
大学は法学部に入りましたが、入学当初は弁護士になりたいとは考えていませんでした。
当時は新聞配達の仕事をしながら大学に通っていました。毎朝4時前に起床し配達を終えた後、大学で授業を受け、午後もまた夕刊の配達をするという生活でした。
司法試験を受けようと思ったきっかけは、同じ新聞配達店の先輩から誘われたことです。先輩は司法試験受験を目指していて、私に「一緒に勉強してみないか」と声をかけてくれました。
それまでは正直、新聞配達が忙しくて、勉強に身が入っていませんでした。でも、先輩の誘いをきっかけに司法試験に興味を持ってからは、大学内の受験団体に入り、既に合格した先輩たちの指導を受けながら司法試験の勉強に打ち込みました。
大学卒業後も他のアルバイトを続けながら勉強を続けていました。なかなか試験に受からず苦労しましたが、合格できたときは目に映る景色が一変したような気持ちでした。合格した翌年の春の桜は、本当に綺麗だと思えましたね。
依頼者との信頼関係を築くことが、事件解決の第一歩
ーー注力している分野はありますか。
注力分野は特に設けていません。これまで特定の分野にこだわらず、どんな事件にも全力で取り組んできました。
多様な分野を手がける中でも、特に多く取り扱ってきたのは、離婚や相続といった家族関係の事件です。
ーー事件を手がけるうえで、大切にしていることは何ですか。
まずは、依頼者との信頼関係を築くことです。
たとえば離婚事件では、離婚が成立するその日まで「自分は本当に離婚するべきなのか」と悩み続ける方が少なくありません。そのような心の葛藤を自分の内に押し込めず、弁護士に共有してほしいと思っています。
胸の内を明かしてもらうためには、依頼者との信頼関係を築くことが大事です。一般の方にとって、弁護士は敷居が高いと思われがちだからこそ、私は人間らしさをさらけ出して、少しずつ依頼者に心を開いてもらえるように接しています。
依頼者とのコミュニケーションも大切にしています。家事事件では、依頼者が感情的に高ぶってしまっていることが多いため、依頼者の気持ちに寄り添って共感しつつ、少しずつ悲しみや怒りを和らげていきます。そして、相談内容をしっかり聞き、事実関係や依頼者の希望をはっきりさせます。
依頼者が何を求めているのか、どれくらいのスピード感で問題解決を望んでいるのか、相手方が何を求めているのか、といったことを踏まえて、依頼者と共に解決に向けた方針を組み立てていきます。
ーー自身の強みは何でしょうか?
強いて言うなら、弁護士になりたての頃も、30年経った今も、仕事との向き合い方が一貫していることでしょうか。とにかく、依頼者からよく話を聞いて、事実関係や依頼者が一番求めていることは何かを理解し、最善の解決策を提示することを心がけてきました。この姿勢は、今後も変わらずに持ち続けたいです。
「1日でも早く、依頼者を悩みから解放できるように」
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方を教えてください。
野球が大好きで、春から秋にかけては弁護士会の野球チームでピッチャーをしています。札幌弁護士会はこれまで2回全国制覇を果たしていますが、最近は成績が振るわないので、いつかまた返り咲けるよう、チーム一丸となって練習に励んでいます。
オフシーズン中も、体力を維持するためにトレーニングを欠かしません。腹筋、スクワットは日課で、家から地下鉄までの20分以上は必ず徒歩で通勤しています。
ーー今後の展望について教えてください。
これまでどおり専門分野を設けずに、相談に来てくださった方の様々な悩みを解決したいと思います。特殊な法律問題が関わるような事件であっても、その都度勉強し、1日でも早く依頼者を悩みから解放できる弁護士でありたいです。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
「こんなことを弁護士に相談していいのかな」と悩む方もいると思いますが、あまり考えすぎず、まずは気軽に相談にいらしてください。弁護士に悩みを打ち明けて、アドバイスを受けることで、解決の兆しが見えるはずです。
私の事務所では、個人の方であれば初回の相談は無料で承っていますし、全国の弁護士会でも無料の法律相談を実施しています。どうぞ気軽に、弁護士を頼ってもらえればと思います。