多くの交通事故案件を手がける〜案件ごとの特徴を見落とさず、最善の解決へ「アドバイスだけでもお気軽に」
まずは、依頼者の辛い気持ちを汲むことから
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
大学時代は英文学科でアメリカ文学を勉強していて、法律とは全然縁のない生活を送っていました。
弁護士に興味を持ったのは、就職活動をしていたときです。いろいろな会社を見て回ったのですが、どうもピンとこなくて。このまま就職するよりも、もう少し勉強を続けて、専門的な分野の仕事ができればいいなと考えるようになりました。人と直接関わって感謝してもらえるような仕事がしたいとも考えていたので、弁護士は自分に向いているかもしれないと思ったんです。
ーー大学卒業後、ロースクールへ。勉強は大変でしたか。
それまで全く法律の勉強をしたことがなかったので、1年目は授業についていくだけで精一杯。司法試験合格は遠い先の目標という感じでした。
周りの人が勉強している姿を見ると「ライバルに負けないように、自分も頑張らないと」と思えて、勉強するうえでのモチベーションになりました。
ーー注力分野を教えてください。
交通事故と離婚に注力しています。
弁護士になった当初働いていた事務所が、損害保険会社と提携していたため、交通事故の案件を多く扱っていました。私も多数の案件を手がけて、キャリアの早いうちから専門性を身に付けられたので、現在も力を入れています。
離婚は依頼者の人生に深く関わる問題です。非常にストレスフルな状態から一刻も早く脱して楽になっていただくために、個々のケースに合った柔軟なアプローチをし、問題解決のために力を尽くしています。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
まずは、依頼者の話をしっかり聞くことです。交通事故の被害者であれば、事故に遭った辛さや、ケガをしたことによる生活への支障など、苦しい思いをしっかりお聞きして、その上で事件を進めていくことを大事にしています。
もう1つは、どんな案件も全て内容が異なるので、それぞれの特徴を見落とさないようにすることです。他の案件とは違う部分にこそ、解決に向けたキーポイントがあると思います。「特殊な部分があって、今まで想定していなかった方法で解決できるのではないか」という視点を最後まで持ち、決して流れ作業的な対応をしないことをモットーにしています。
ーー交通事故について弁護士に依頼することには、どのようなメリットがありますか。
1つは、慰謝料の金額がアップする可能性が非常に高いことです。交通事故の慰謝料を計算する方法は複数あり、その中で最も高い金額を期待できる計算方法は、「裁判基準」と呼ばれています。
弁護士に依頼していただければ、保険会社に対して裁判基準をもとにした金額を支払うよう交渉を進めるので、保険会社から提示された金額よりも高い慰謝料を受け取れる可能性が高いです。特に、事故でケガをした場合は、ぜひ弁護士に相談していただければと思います。
ケガがなく、車や物が壊れただけの場合でも、弁護士に依頼すれば、本人に代わって保険会社とやり取りをします。自分が窓口となって対応する必要がないので、精神的な負担がかなり軽くなると思います。
ーー交通事故分野における経験の差は、どのようなところに現れるのでしょうか。
たとえば、被害が大きい事故では、いろいろな項目で賠償金を請求します。慰謝料だけではなく、休業損害や後遺障害に関連する賠償金、壊れた物の修理費など多岐にわたります。
交通事故を手がけた経験が浅い弁護士だと、本来請求すべき項目を請求していなかったり、請求していてもそのやり方がよくなかったりする場合があります。1つ1つの項目をいかに適切に請求できるかは、経験の差が出る部分だと思います。
知り合いに話を聞いてもらうような感覚で、気軽に相談を
ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。
ジムでパーソナルトレーニングを受けたり、走ったりして、身体を動かすようにしています。平日は座っている時間が長いので、運動不足にならないように気をつけています。
以前はテニスが趣味だったのですが、最近はテニスよりも、自然に触れることのほうに惹かれていて、キャンプに行ったりしています。
ーー今後の展望を教えてください。
事務所の経営については、当面の間は自分の目が届くくらいの規模を維持して、一つ一つの仕事に責任を持って取り組んでいきたいです。
新しい分野の開拓や、困っている人を助けるための新しい取り組みができればとも思います。自分だけで考えていてもなかなかアイディアが浮かばないので、依頼者の話を聞いたり、様々な人と関わったりするなかでヒントを得られればいいですね。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
トラブルを抱えている状態は精神的にとても辛いと思います。気持ちを楽にするためには、少しでも早く誰かに悩みを聞いてもらうことが一番です。
弁護士は、そんなに敷居が高い存在ではありません。知り合いに話を聞いてもらうのと同じような感覚で、気軽に相談していただければと思います。
「もう少し早く相談してくれたら、全然結果が変わっていたのに」と思うことはたくさんあります。ご本人にとっても悔いが残るでしょうし、私もすごく悔しいです。
ーーたとえば交通事故の場合、どんなタイミングで弁護士に相談するのがベストなのでしょうか。
弁護士によっては「治療期間が終わったタイミングがベストだ」と言う人もいますが、私としては、それ以前に相談していただいても全く支障はないと考えています。
相談したら必ず弁護士に依頼しなければならないわけではありません。弁護士のアドバイスを聞きながら、ご本人が直接保険会社とやりとりするという形でも問題ないです。最終的に弁護士に依頼しなくても、いい解決につながればそれでいいと思っています。
ーー具体的に、どのようなアドバイスを受けられるのでしょうか。
たとえば、「保険会社から通知された過失割合は妥当なのでしょうか」と相談されたとします。まずは事故状況を聞いて、「そういうケースなら、あと2割くらいこちら側に有利な過失割合に変更できると思います」「相手側にスピード違反がありそうなので、保険会社に指摘してみてください」といったアドバイスをします。
交通事故の賠償金を請求するにあたって、弁護士のアドバイスがあるかないかで、最終的に受け取れる金額が変わることも少なくありません。小さな疑問や不安でもかまいませんので、お気軽にご相談ください。