今田 俊夫 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
経済的に安定しやすいという観点から資格を得たいという思いは元々ありました。そこで医者などの選択肢も考えたのですが、その際、高校時代にクラスで起きた問題を自分が仲裁できたという思い出を想起しました。
自分は仲裁役に向いているのではないか、またそれにやりがいを感じることができていたことを思い出し、弁護士という資格を身につけたいと思うようになりました。司法試験の合格は難しく、一度は裁判所事務局に勤めたのですが、10年後弁護士になった友人に刺激され、再び夢を追い、無事合格することができました。
今までの経験と現在の仕事内容
最初のうちは国選弁護人として様々な事件を担当(ドサ周り)しました。その中で顧客が増えてくると保険関係の事件を多く扱うようになりました。
この種の事件に特徴的なのは、様々な立場の人が被害者になり得ますので、相手がいかなる立場の人であっても屈せず、まずは丁寧に話を聞いてあげるという姿勢が求められます。このあたりが保険事件の特徴ではないでしょうか。
仕事をする上で意識していること(弁護士としての信条・ポリシー)
依頼者の方は、ちょうど医者にかかる際に医学的な知識を持っていないのと同じように、法的な知識を何も持たずに相談に来られますから不安も大きく、そういった意味では精神的にも不安定な状態です。
ですから相談にあたっては個別的な事情を、時間をかけて聞き取り、本人の人生観などにも考慮しながら、医師が複数の治療案を提示するように、いくつかの解決策を提示してあげ、時にはおすすめの策を助言する、そんなスタンスを心がけています。
裁判官との違い
大きく違います。やはり裁判所というのは組織ですので責任も連帯する形になったり、善きにしろ悪しきにしろ組織の一員として勤めているという感じがありました。
しかしその点、弁護士はすべて単独で業務を行います。ですから責任も重いし、だからこそ常に100%の力で業務することが求められます。また孤独でもありますから、過去の判例と向き合ったりしながら自分の能力を高めることが常に重要な職だと思います。
関心のある分野
保険金請求事件などの問題には興味があります。現代の社会は、社会活動で生じるほぼすべての事案について保険がかけられていますが、これらの事案はまさに千差万別なので、常に新しいことに直面します。したがって高次脳機能障害・デリバティブ・モラルハラスメント等々常に新たなことを研究する必要があり、そこに魅力を感じるのです。
保険金請求事件解決に大切なこと
餅は餅屋という言葉があるように専門的な知識は専門家に聞くのが一番、大切です。ですから専門的な知識も持っていなくても、そうした専門家(税理士・医師・介護福祉士等)と仲間を築き、チームとして解決していくことのほうが重要だと思います。
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