民事事件に幅広く対応・得意分野は債務整理 長年の経験を経験を活かして依頼者の借金問題を解決
「人の役に立ちたい」社会的弱者のための活動に憧れ、弁護士を目指す
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
高校生の頃、弁護士の社会活動に関する報道を見たことがありました。社会的に立場が弱い人を助けている姿を見て、私も弁護士になって人の役に立ちたいと思ったんです。
ーーどんな学生生活でしたか?
大学は法学部に進学しましたが、はじめは弁護士ではなく、司法書士を目指して勉強していました。当時は司法試験の合格率が非常に低く、いきなり弁護士を目指すのはハードルが高いと思ったからです。まずは司法書士の勉強に専念し、合格できたので、司法試験の勉強に軸足を移しました。
司法書士試験と司法試験は、内容的に被っている部分が多くあります。司法書士試験のために学んだことは、司法試験の勉強でも役立ちました。
ーー弁護士になりたての頃は、都市型公益事務所や過疎地の事務所で勤務していたのですね。
はい。司法修習地の岡山で、社会的弱者のための法務を行う都市型公益事務所や、過疎地に弁護士を派遣する活動を知り、興味を持ったことがきっかけです。
特に過疎地の法律事務所には様々な案件が持ち込まれるので、幅広い法律問題に触れられて、とても貴重な経験ができました。
法的手続きを駆使しトラブルを解決 各制度のメリット・デメリットに注意
ーー注力している分野について教えてください。
幅広く一般民事分野と企業法務を手がけていますが、特に借金・債務整理の分野に注力しています。
ーー借金問題の解決にはどのような方法がありますか?
借金問題解決には主に、任意整理・個人再生・破産という3つの方法があります。
最近は、任意整理での解決は難しい傾向があります。以前は、貸金業者が、100回や60回といった分割払いに応じてくれたのですが、最近は借金の減額や回数が多い分割払いに難色を示す業者が多く、なかなか応じてくれません。
任意整理が難しい場合は、個人再生か破産を検討することになります。
ーー個人再生と破産のどちらを選択するかはどう判断しますか?
個人再生の場合、借金の8割から9割がカットされ、残りの借金を最多36回の分割で返済していきます。一方、破産の場合は借金がゼロになります。
どちらの方法を選択するか判断するときのポイントは、個人再生を選択した場合に、依頼者が残りの借金を返済できるかどうかです。借金額と返済能力を把握したうえで、現実的に個人再生が可能か検討します。
また、住宅ローンの有無も重要なポイントの1つです。個人再生の場合、特別に、住宅ローンだけは全額支払いを続けつつ、住宅に住み続けられるという制度があります。ローンが残っている住宅があり、手放したくない場合は、個人再生を選択することになります。
ーー破産する際はどのような点に注意しなければいけないのでしょうか?
破産は借金をゼロにできるメリットがありますが、いくつかのデメリットや制限があることにも注意しなければなりません。
まず、借金について保証人がいる場合は注意が必要です。自己破産をすると基本的に、借入先から保証人に対して借金の督促がされます。保証人に与える影響を踏まえて、対応を検討しなければなりません。また、借金をして買った物については、借金を返済できない以上、売主に返す必要があります。いわゆるブラックリストに情報が載るので、しばらく借金やクレジットカードの使用が制限されたり、いくつかの職業については就労制限がついたりします。
最近はインターネット上に破産や個人再生について様々な情報が流れていますが、相談者にとってどの手段が最適かは、インターネットの情報だけではわかりません。弁護士に相談していただければ、その方にとってベストな解決方法をアドバイスできます。借金で困ったらなるべく早くご相談いただければと思います。
経験を活かし、依頼者にとってベストな解決策を見極める
ーー債務整理分野における先生の強みとは何でしょうか?
この分野を長年取り扱い、数多くの相談に対応してきたので、経験が豊富なことが一つの強みです。経験に基づき、相談者の悩みを解決するために必要な事実を素早く把握し、ベストな解決策を見つけ出せます。あとは個人事務所なので、小回りが利き、対応が早いことですね。
ーー依頼者とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?
こまめに連絡を取ることと、じっくり依頼者の話を聞けるよう、打ち合わせの時間を充分に取ることを心がけています。
依頼者と話す際は、収入や支出といった借金返済について必要な情報をヒアリングし、問題解決に向けた対応策を一緒に考えます。
ーープライベートについても伺います。休日のお過ごし方を教えてください。
子どもがまだ小さいので、仕事がない時は子育てをしています。自宅でのんびり過ごしたり公園に行って遊んだりすることが多いですね。
以前はテニスをしていたのですが、今は仕事と子育てで忙しく、なかなかできなくて。落ち着いたらまた始めたいです。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
今のところ、事務所の拡大や弁護士数を増やすことは考えず、現状維持を目標としています。引き続き債務整理に注力しつつ、地元の方や企業のニーズに合わせて、必要なサービスを提供しつづけたいと思います。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
弁護士に相談してみると意外にもよい解決策が見つかる場合があります。話しやすそうだな、と思える弁護士を見つけたら、できる限り早く相談していただくことをお勧めします。