
依頼者に寄り添い、依頼者にとっての最良の解決を目指す〜相続・高齢者問題に注力
最善の結果のために最大限の努力を
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
幼い頃から弁護士であった父の姿を見て、その自由な働き方に憧れるようになりました。もともと理系科目よりも文系科目が得意だったということもあります。
大学時代は、法律の勉強に励みつつ、母校である高校のバドミントン部の指導にも打ち込みました。
最初は練習の手伝い程度に行っていたんですが、部員が増え、有望な選手も増えてきたので「もっと強くして上に行かせてあげたい」と考えるようになり、真剣に指導に取り組むようになりました。当時は乏しかった指導の本などを読み込んだりして、試行錯誤しながら取り組みましたが、最終的には県大会で優勝してインターハイに出場することができました。
ーー注力している分野を教えてください。
高齢化がますます進んでいるので、高齢化社会に伴う法律問題や相続問題などに一層注力していきたいと考えています。
相続法は司法試験であまり多く出題されず、司法修習でもあまり取り上げられないので、多くの弁護士は相続の実務について、弁護士になってから研鑽していく必要があります。私自身も弁護士になってから勉強を重ねるうちに、この分野に注力したいと考えるようになりました。
ーー仕事をするうえで心がけていることは何ですか?
当たり前のことですが、依頼者にとって最善の結果になるように最大限努力することを心がけています。また、依頼者一人一人の希望に真摯に寄り添った対応をしていきたいと思います。
もちろん依頼者の希望を全て叶えることが難しいケースもあります。そうした場合でも、なぜ難しいのか、現状でできることは何か、その手段などをできる限りわかりやすく説明して、依頼者の納得してもらった上で案件を進めることを意識しています。
弁護士のあるべき姿として、「依頼者と共に笑い共に泣ける」弁護士であれという考え方があります。一方で、依頼者に寄り添い過ぎず、常に冷静な判断ができる弁護士が優れている、という考え方もあります。
どちらかだけが正しいというのではなく、ともに弁護士としてのあるべき姿だと思っています。どちらも意識しながら、これからも依頼者に向き合っていきたいと思います。
できるだけ早く弁護士に相談を
ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。
音楽や映画が好きです。音楽に関してはほとんど聴く側なのですが、昔ピアノ習っていたことがあって、今でも気が向いた時にキーボードを弾いたりしています。映画は特定のジャンルに偏らず幅広く観るのが好きですね。映画評論家になりたいと考えていた時期もあるほどです。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
弁護士とコンタクトを取って悩みを相談して早ければ早いほどよいと思います。
以前、「父親の多額の借金を相続してしまい返済できない」と憔悴して相談しに来られた方がいました。私が相続放棄の制度を利用すればよいということで、その問題はすぐに解決したんです。その方はそもそも相続放棄という制度があることを知らなかったんです。
このように、どうにもならないと悩んでいた問題が、弁護士に相談することですぐに解決するという例もあります。悩みがあれば、早めに弁護士に相談してほしいと思います。