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有責配偶者である夫を説得し、夫婦双方が納得する条件で解決した事案。
相談前の状況 依頼者は妻以外の女性と不倫関係にある「有責配偶者」であった。当事務所に依頼する前に別の法律事務所に依頼しており、その時に離婚訴訟で敗訴していた。その後の交渉も進まないので弁護士を変えたいということで当事務所に依頼が来た。
解決への流れ
妻は夫(依頼者)の浮気の証拠を握っていた。以前の訴訟で敗訴したのもそのためであった。
当事務所に依頼した時点で、すでに別居から5年、敗訴から2年が経過していた。しかし、婚姻期間に比べると別居期間はまだ短く、再び訴訟を起こしても敗訴する可能性が高かった。
そこで、解決金の支払いで相手を説得する方針を立て、妥当な解決金の額の計算をした。
まず、離婚できるまでの期間の見通しを立て、その間の婚姻費用の総額の1.2~1.5倍程度が妥当であると判断した。妻は、離婚成立までは婚姻費用をもらえるので、それを下回る金額を提示しても離婚に応じるメリットはない。反対に、それを上回る金額であれば、妻にも、早期の離婚に応じるメリットがある。
依頼者に計算した金額を借入れなどで用意してもらい、弁護士が相手と粘り強く交渉を続けた。
【結果】
交渉開始から7か月で離婚が成立した。解決金の額も予算の範囲内で収まった。
事案と交渉経過の詳細はこちら
http://kamiookalaw-rikon.com/category/601
水口 かれん 弁護士からのコメント
本件の夫婦は、以前から仲が悪く、同居当時からお互いウツ状態でした。その後の離婚交渉も長期化し、お互い、精神状態が悪化していました。
正攻法(離婚訴訟)では離婚成立まであと数年はかかることが予想されていましたが、これよりも大幅に早期の段階で離婚が成立し、依頼者の精神状態も回復しました。
「浮気した側の味方をするなんて」と思われる方もいるかもしれません。しかし、当事務所では、弁護士とは依頼者のために最善を尽くすものと考えています。浮気された側からの依頼を受ければ、その方のために最善を尽くします。
また、本件に関していえば、依頼者を強く説得したからこそ、それなりの解決金を支払うことができました。妻も、離婚交渉の長期化で精神状態が悪化していたので、解決金の支払いによって第二の人生をスタートさせてくれたのであれば、妻にとっても悪い結果ではなかったのではないかと思っています。
有責配偶者からの離婚請求に関する考え方(請求する側、請求されている側の双方について)は、こちらをご参考になさってください。
http://kamiookalaw-rikon.com/uwaki
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