彦坂 敏之 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
憲法に昔から興味があったことや父親が弁護士であることがきっかけで法学部に入りました。そして、法学部に入った以上は学んだ知識を役に立つ仕事がしたいと思い、弁護士を目指しました。迷いは少しもありませんでした。
弁護士になってから感じたギャップ
弁護士になる前は「名もなき人々の権利や自由を権力から守りたい」等と理想的なことばかり考えていました。もちろん、今でもその気持ちは変わっていません。しかし、実際に弁護士になると事務所を維持するための努力も必要なので法律だけに集中することもできないのだなと感じました。弁護士の仕事に経営についての側面があることは考えてもみなかったです。
大変だと感じること
1つ1つの案件に個性があり、それらを解決するために日々、勉強や調査をしなければならないので毎日が大変です。
関心のある分野
紛争を未然に防ぐことです。どんな契約でも適正に契約書を作ることが大切なので、多くの人に「契約を交わす時は、後から紛争の起きることを避けるためにも、自分に不利なことが起きないようにするためにも、書面でしっかりした契約を作るように心がけていただき、そのために弁護士を活用するように」ということをお伝えしたいですね。
また、なかなか難しい事件という意味で医療事故、個人の生活に直結するという意味で労働事件に関心が強いです。いずれにしても日々、勉強することがあります。
休日の過ごし方
土日は(単身生活なので)家事をしたり、趣味の楽器やオートバイに興じたりして気分転換をして過ごしています。ただ、長期の休みが取りづらいのでまとめて旅行に行けないのが残念ですね。
今後の弁護士業界の動向
弁護士の質の低下を懸念しています。弁護士の仕事は経営や収入と切り離せません。弁護士の人数が増えることによってお金儲けを重視する人も増え、弁護士のレベルが下がる恐れもあります。また修習期間が短いこと、前期修習がなくなったことなどもしつの低下に結びつくのではないかと懸念されます。弁護士を利用する国民のことを考えると心配ですね。
今後のビジョン
ほとんどの依頼者の方が困ってから相談にいらっしゃいます。病気と一緒で、問題が起きてから解決するのはとても難しいことが多いです。事前に相談してくだされば、紛争を未然に防ぐことができたのに・・と思います。
会社や事業など何かを始める時に「契約をこれで大丈夫ですか」と気軽に弁護士に聞きにきてください。今後は依頼者の方と一緒に考え、問題を未然に防ぐことができるような関わり方をしていきたいです。
司法修習の思い出
あの頃は、本当によく勉強したと思います。いろいろな社会の出来事を実地で見聞きし、社会を見るという面で多くのことを学びました。しかし、今の司法修習期間は1年間とかなり短くなりました(昔は2年間でした)。実際の仕事に触れることのできる大事な勉強時間が減り、今の修習生は可哀相だなと思います。