太宰 順一 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
中学生の頃、あるサスペンスドラマを見ました。コメディタッチの作品で、犯人が真相を知った犯人を殺そうとする際に殺人罪について六法で調べ、殺人を思い悩むという場面があり、それを見た時にまず、六法に興味を持ちました。しかし、その時に両親が、私が法律に興味を持ち、弁護士を目指していると勘違いを起こしたのです。そのこともあり、進路を考える時に弁護士がいいかなとぼんやり思うようになりました。
弁護士になってから感じたギャップ
抽象的ですが、弁護士の仕事は事件を扱って解決することだと認識していました。それも間違いではないですが、裁判以外の書類作成や依頼者との打ち合わせなど仕事の範囲が広いので、弁護士になってこんなことをするのだなと思いました。
仕事で大変なこと
刑事事件で被害弁償に携わる時です。被疑者や被告人のその後の処遇を考えると、弁護人が被害者に交渉をしなければならないのですが、被害者は精神的に傷ついているので、どのように話をするのかとても気を使います。時には怒鳴られることもありますし、被害弁償の交渉は神経を使う場面です。
依頼者に対して気をつけていること
できるだけ丁寧に説明しようと心がけています。一般の方は法律用語などがわからないので、平易な言葉でわかりやすく話しているつもりです。
関心のある分野
今は出会い系サイトの被害者救済の弁護団に入っています。消費者問題の委員会に所属していることもあり、自分もその分野の問題に興味を持っています。ですが、幅広く全ての分野の仕事に取り組んでいくつもりです。
今後の弁護士業界の動向
仕事をとってくるのが難しくなると思います。顕著なのが刑事事件ですね。昔は国選弁護人の仕事は人気がなかったようですが、今は若手の間でその仕事をとりあっている状況です。
今後のビジョン
最近、以前の依頼者がまた相談にきてくださったり、その紹介で新たな依頼者が来てくださるケースが多いです、古典的な仕事のとり方ではあるけれど、それが一番大切なことなのだと思います。今後も一件一件の仕事を誠実にこなし、人とのつながりを重視していきたいです。
独立した理由
私は平成19年の登録と同時に独立しました。受かった時点で年齢が高かったせいもあり、採用してくれる法律事務所がありませんでした。司法修習で弁護修習を担当していただいた先生が「独立したらいいよ。大丈夫だよ」と後押ししてくださったので早期の独立に踏み切ることができました。
当初は、仕事がそもそも来るのか、来たとしてもこなせるのか大きな不安がありました。しかし、独立を促してくださった指導担当の先生や他の先輩の先生方に助けていただいて、仕事をすることができました。
休日の過ごし方
絶対に仕事は休日に持ち込まず、メリハリをつけることを大切にしており、休日はきちんと休み、仕事でないことで頭を使い、リフレッシュさせます。具体的には撮りためた写真の整理をしたり、読書をしたり、美術館に行ったりが多いですね。