佐藤 昌樹 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
小学校のときに「サラリーマンはあまり面白くなさそう。弁護士になろう」と漠然と思いました。特になりたい理由がない分、迷いもありませんでした。司法修習に入ってからも、弁護士業にはバリエーションがあって面白そうだと感じたので、そのまま他の法曹と迷うことなく、弁護士になりました。
関心のある分野
横浜エリアは個人レベルの案件が多いです。地域に根ざした弁護士でありたいため、特殊な案件でない限りは引き受けていきたいと思っています。
印象に残っている事件
弁護士に成り立ての頃、オウム真理教の事件を扱ったことが印象に残っています。それほど熱心に活動したわけでもなく心苦しいところもありますが、オウム真理教に殺害された坂本弁護士とお会いしたこともあるので、いろいろ考えながら事件を扱いました。
大変だと思うこと
基本的に1人であることです。少し前は独立が当たり前の時代であり、私も1996年に独立しました。1人事務所なので、身近に相談したりできる相手がいないことや、責任を1人で負うことになることに、しんどさを感じることもあります。
司法試験勉強のコツ
基本を大切にすることです。最近の方は基本書を読まないこともあると耳にしましたが、きちんと取り組むべきです。それなりの学者の方が書いているものなので、大事なことが必ず書いてあります。それを理解して応用できるようになれば、良いのではないでしょうか。
依頼者に対して気をつけていること
敷居を低くするために、あまり偉そうにしないようにしています。親しみやすさとプロフェッションとしての弁護士の振る舞いのバランスが大切だと思います。
今後の弁護士業界の動向
弁護士を増やすという方向は正しいけれど、ペースが速すぎると思います。経済的基盤が整っていないまま、弁護士をただ増やせば、このまま食べていけない弁護士が増えるだけです。また、ただ増やすことが市民のニーズに合っているとも思えません。
弁護士の経済的基盤を整えつつ、皆が信念を持ち、「基本的人権の擁護と社会正義の実現」の担い手たる弁護士としてやっていけるような環境にするべきだと思います。
人権擁護委員会の活動について
一つは、市民の方からの人権救済の申立を受けて調査を行い、必要であれば勧告等を発して改善を求める活動があります。特に受刑者からの申立が多いです。私は、委員長として調査活動の段取りをとっています。また、現在も、日本は様々な人権問題を抱えていますし、昨年の政権交代以降、憲法の改正も問題になってきています。弁護士会として、これらの問題について市民とともに考えていくことができればと思っています。