依頼者の理解・納得感を重視した丁寧なコミュニケーションが信条〜1人で抱え込まず、気軽にご相談を
「身近な人の法律問題を解決する力になりたい」
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
大学生のときに知人が冤罪で逮捕されたんです。とても明るい方だったのですが、逮捕されたことですっかり意気消沈し塞ぎ込んでいました。弁護士に依頼して最終的には冤罪を晴らせたそうですが、明るかった知人が、トラブルによって別人のように元気を無くしてしまった姿を目の当たりにし、ショックを受けました。
この出来事をきっかけに、「法律を勉強して、身近な人がトラブルに巻き込まれたときに、問題を解決するための力になりたい」と思い、弁護士を目指そうと決意しました。
大学時代は経済学部で、知人の事件が起きるまでは、法律の仕事をしようと考えたことはなかったです。知識がほぼゼロの状態からスタートしたので、法律用語に慣れるまでは苦労しましたね。ロースクールに入ってからは、ロースクールの仲間と励まし合いながら、合格を目指して勉強する日々を送りました。
企業への出向経験を、依頼者とのコミュニケーションに活かす
ーー注力分野と、その分野に注力している理由を教えてください。
インターネット分野です。ネットトラブルに悩む方は今後ますます増えると思い、特に力を入れています。「ネットの掲示板に嘘の書き込みをされて困っている」「SNSで誹謗中傷を受けて、投稿者を特定したい」といったご相談が寄せられます。
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
できるだけ専門用語を使わず、法律に詳しくない方にも分かりやすい説明をすることです。「法律の勉強を始める前の自分でも理解できる説明かな?」と考えたりして、少しでも伝わりやすい表現ができるよう常に意識しています。
打ち合わせでは、依頼者がご納得されているかどうかこまめに確認し、「この言い方では伝わりにくいな」と感じた場合は表現方法を変えるなどして、しっかり理解してもらえるまで説明を尽くすことを大切にしています。
専門用語を使わないことをさらに気をつけるようになったのは、一般企業への出向がきっかけです。独立前、証券会社に1年、IT企業に2年ほど出向した経験があります。企業内弁護士として、社員の方に法的なアドバイスをしたり、法務部の方々とチームを組んで仕事をしたりしていました。
あるとき、社員の方と話しているときに「動産」という言葉を使ったところ、「動産って何ですか?」というご質問を受けました。弁護士であれば普通に使う言葉ですが、確かに、一般の方にはあまり馴染みがないですよね。当時からなるべく専門用語を使わないように気をつけていましたが、配慮が足りなかったと反省しました。
出向先での経験を教訓に、プライベートでも積極的に、法律と関係のない仕事をしている方とコミュニケーションを取るようにしています。法律という共通認識がない方と会話をすることで、「この言葉は伝わりにくいんだな」と気付けるので、依頼者の方と接する際のヒントとして活かせていると感じています。
ーー弁護士として活動してきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
ある離婚案件が印象に残っています。依頼者は夫との離婚を希望している方で、相手から拒否され、夫婦間では話合いがまとまらないということでご相談に来られました。
夫の側に不貞やDVなどはなく、別居期間も短かったため、裁判に発展した場合は離婚を認める判決が得られないと思われる事案でした。何としてでも任意での交渉段階で離婚の合意を取ろうと決めて、相手方との話合いを進めました。
依頼者の離婚に向けた意志が固いことを丁寧に説明し、双方が納得できる着地点を探りながら根気強く交渉を続けた結果、相手方の合意を得られて離婚が成立しました。
裁判離婚に発展した場合は解決までに費用も時間もかかりますが、それを回避し、交渉段階で早期に円満な解決ができました。依頼者に負担をかけずに事件を終えられ、感謝の言葉もいただき、非常に嬉しかったですね。
見通しが分かれば不安は軽くなる。早めにご相談を
ーー今後の展望をお聞かせください。
弁護士1人、事務員さん1人の小さな事務所です。今後も今と同じくらいの規模を保って、1つ1つの案件に丁寧に対応したいと思っています。
現在注力しているインターネット分野に加えて、ご相談が多い離婚・男女問題も積極的に手がけております。1人でも多くの方の力になりたいと考えています。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
法律問題かどうか分からなくても、悩みを抱えたときは、お気軽にご相談にお越しください。弁護士と話すだけでも気持ちがスッキリする場合もあると思います。また、早めに法的な対処をすることでそれ以上事態が悪くなることを食い止めやすくなります。
1人で悩んでいる状態が一番辛いものです。解決のために何をすべきかが分かれば不安は随分軽くなります。ご相談したいと思ったタイミングで、いつでもお問合せください。