依頼者の味方として、刑事事件に力を注ぐ〜「弁護士6人体制」チーム力を活かしてスムーズな解決を
交通事故被害をきっかけに弁護士の道を目指す
ーー弁護士を目指したきっかけや理由についてお聞かせください。
学生時代は、数学など理系科目が得意だったので、税理士や会計士、弁理士に興味があり、弁護士になることはあまり考えていませんでした。
意識が変わったきっかけは、大学生のときに交通事故に遭ったことです。相手が無保険だったため示談交渉が難航し、最終的には裁判で争うことになりました。弁護士の先生と事務所で打ち合わせをしたり、裁判で自分の事件がどのように進んでいくのか見たりするなかで、しだいに弁護士の仕事に魅力を感じるようになりました。
この経験をきっかけに、「自分も弁護士になって、困っている人のために働きたい」と思い、大学卒業後はロースクールに進学し、司法試験に挑みました。
刑事事件に注力「不安を抱える依頼者の力になりたい」
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
特に力を入れているのは刑事事件です。
刑事事件の依頼者は、警察や検察といった国の機関と相対することになります。国家権力を相手に、1人では抱えきれないほどの不安に苛まれ、味方になってくれる人も少ないなかで、弁護士は依頼者の力になれる数少ない存在です。
依頼者の将来まで見据えて、どうすれば一番いい形で事件を解決できるのか考えながら対応することに、やりがいを感じます。
ーー仕事をする上で心がけていることについてお聞かせください。
依頼者の要求にできる限り応えることです。
逮捕後に勾留が認められると、基本的には10日間、最長で20日間、身柄を拘束されることになります。このとき、依頼者は一刻も早く勾留から解放されたいと思っています。その要求に応えるために、裁判所に勾留の取消しを求めるなどして、身体拘束を解くことに全力を注ぎます。勾留後、起訴された場合には、速やかに保釈請求をします。
これまで多くの事件で、依頼者の身柄の早期解放を認めてもらった実績があります。その経験を活かし、依頼者ごとの状況を踏まえた適切な調整もおこなって、できるだけ早く身体解放が叶うよう力を尽くしています。
また、刑事事件の依頼者は、「これから自分がどうなるのかわからない」という不安を抱えています。今後の手続きの流れなどをわかりやすく説明し、「弁護士がついたからにはもう安心だ」と思ってもらえるように対応しています。
ーー今の事務所は弁護士6人体制ですが、刑事事件において、チームを組んで取り組むこともあるのですか。
はい。特に、裁判員裁判の事件は基本的に弁護士2人以上で対応します。殺人などの重大事件が対象となるので、証拠の数が膨大で1人では整理しきれませんし、裁判員となった一般の方々への資料作成にも時間がかかるためです。
事務所に弁護士が1人しかいない場合は他の事務所の弁護士と組むこともありますが、今のように同じ事務所の弁護士同士でチームを組めると、明らかに事件処理がスムーズです。
また、依頼者の身柄が拘束されている場合は、できるだけ毎日接見に行きたいのですが、自分1人では他の仕事との兼ね合いでなかなか時間が取れないこともあります。チームで事件に取り組んでいれば、自分が接見に行けない日は他の弁護士に行ってもらい、毎日誰かが依頼者のもとに接見に行くという対応ができます。
弁護士にとっても、そして依頼者の利益のためにも、チームで事件に取り組むメリットは大きいと思います。
ーー弁護士として活動をされてきた中で、特に印象に残っているエピソードについてお聞かせください。
刑事事件で、無罪判決を獲得したときのことが印象深いです。
2年近く争い、終結するまでに長い時間がかかりましたが、本来無罪である人が罰せられるというあってはならない事態を生まないために、最大限力を尽くしました。無罪判決が下ったときは、本当に安心したことを覚えています。
相談することを諦めず、気軽にご連絡を
ーー今後の展望についてお聞かせください。
今の事務所は弁護士6人体制で、チームで案件に対応できる環境です。1人では難しい大きな事件や、弁護士それぞれの知見を活かして取り組めるような事件に、どんどん携わりたいと思います。刑事事件だけではなく、離婚や相続といった民事事件、企業の案件など、様々な分野に取り組みたいですね。
事務所として力を入れている、EAPにも携わりたいです。これは、企業の従業員が、離婚や相続などの個人的な悩みを弁護士に相談できるサービスです。導入することで従業員の満足度が上がるなど企業にとってメリットが多いサービスなので、これまでつながりのある企業に対して、EAPの魅力や必要性などをアピールしていきたいと考えています。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方にメッセージをお願いします。
自分の悩みが法律で解決できることか分からず、弁護士への相談をためらっている方は多いと思います。
ですが、思い切って弁護士に打ち明けてみることで、実はその悩みが法律トラブルで、放っておいたら深刻な問題に発展するところだったと気付けるかもしれません。
そこまで大きな問題ではなくても、なるべく早い段階で弁護士が入ることで、速やかにトラブルが解決するケースは非常に多くあります。
「こんな些細なことを話していいかわからないから」と、相談することを諦めないでほしいです。自分では些細だと思うことでも、弁護士から見れば大きな問題かもしれません。悩みごとがあれば、お気軽にご相談ください。