中小企業法務に注力〜「常に頼りになる弁護士」を目指して、地元企業を近い距離で支える
弁護士になった当初から企業法務に取り組む
ーー企業法務に力を入れていると伺いました。
はい。大学時代に会社法を勉強したことがきっかけで企業法務に興味を持ち、弁護士になった当初から注力しています。
契約書のチェックといった日常業務のサポートのほか、企業再編の案件も多く手がけています。以前所属していた事務所では国際的な案件を扱うことが多く、そのときの経験を活かして、英文契約書に関する依頼にも積極的に対応しています。
ーー会社法に興味を持たれたのはなぜだったのでしょうか。
面白いな、と思った判決があったんです。ブルドックソース事件と呼ばれている事案で、簡単に言うと、アメリカの投資ファンドがブルドックソースに対して敵対的買収(編注:企業買収にあたって対象となる企業の経営者や従業員の同意を得ずに買収を仕掛けること)を仕掛けたのですが、弁護士が知恵を出し合った結果、買収を阻止することができたんですね。
この事件を知ったときに、「弁護士は会社にとっての正義の味方なんだな」と感銘を受けました。学生時代から将来は弁護士を目指そうと決めていて、「企業を手助けできる弁護士になりたい」と思い、企業法務に力を入れようと考えたんです。
今は地元の中小企業の方からの依頼を多く受けています。事務的なやりとりに終始するドライな関係というよりも、企業の方と一緒に泣いて一緒に笑えるような、近い距離で頼ってもらえる存在でありたいです。
ーー仕事をするうえで心がけていることを教えてください。
スピードと正確性の両立です。
事件処理で必要になったときに1から調べていてはスピーディーな対応ができません。日頃から多くの文献にあたったり、最新の判例を調べたりすることで、常に情報を得るように努めています。
ーー弁護士として活動してきた中で、印象に残っているエピソードはありますか。
以前所属していた事務所で、私が担当していた企業の取締役の方が金銭トラブルに巻き込まれてしまったんです。何年も前からずっと揉めていて、ついに相手方から訴訟を起こされたということで、「どうにか解決できないか」と依頼していただきました。
別の先生と共同で手がけて、案件は非常にスムーズに解決しました。依頼者から「恩人です」と言っていただけてとても嬉しかったですね。写真入りのお手紙も送ってくださって、印象に残っている事案です。
離婚や男女問題に悩む女性からの相談にも応えたい
ーープライベートについても伺います。ご趣味は何でしょうか。
子どもの頃から15年くらいピアノを続けてきて、今でもよく弾いています。クラシックのコンサートにも時々足を運んでいます。
あとはお酒が好きで、ジャパニーズウイスキーを集めています。ここ数年はウイスキー人気が高まっていて、特にジャパニーズウイスキーはなかなか買えないんです。抽選販売に応募しても滅多に当たらないのですが、めげずにチャレンジし続けています。
コロナ前はよく外でも飲み歩きしていました。家で晩酌するのもいいですが、またお店でお酒を楽しめる日が戻ってきてほしいですね。
ーー今後の展望をお聞かせください。
北海道の中小企業の方にとって、お役に立てる弁護士になりたいと思っています。
理想として掲げているのは、「常に頼りになる人」。何かトラブルが起こったときはもちろん、何もないときでも、「先生、ちょっと聞きたいことがあるんですけど」と連絡をもらえるような関係を築きたいと思っています。
また、今後は中小企業法務と並行して、離婚や男女トラブルに悩む女性からの相談にも応えたいですね。
実は、私が弁護士を目指したきっかけの1つが両親の離婚で、弁護士になった当初から、いずれはこういった問題に取り組みたいと考えていました。デリケートな悩みだからこそ、同性の弁護士のほうが相談しやすいと感じる方は多いと思います。女性の味方としてトラブル解決の力になれるよう、研鑽を積んでいきたいです。
辛いことを人に任せれば、楽になれる
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
辛いことは人に任せるのが一番です。誰かに話すことで少し気分が晴れますし、「弁護士が何とかしてくれるだろう」と思えると心の重荷がかなり軽くなると思います。
自分だけで悩みを抱えている状況は辛いものです。早めに弁護士に相談して、楽になってください。そして落ち着いた気持ちで、一緒に解決方法を考えていきましょう。