札幌市民の身近な法律事務所として、様々なトラブル解決に対応〜長年にわたり医療過誤事件にも注力
十分な相談時間を設定し、ゆっくり丁寧に話を聞く
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
もともとは、弁護士ではなく検察官になりたいと思っていました。大学に入る少し前にたまたま松本清張の小説を読んだのですが、主人公が新進気鋭の若手検察官だったんです。主人公が活躍する姿が格好よく、検察官に憧れたことをきっかけに司法試験を受けようと思い立ちました。
ーー検察官から弁護士に進路を変更したのはなぜだったのですか。
司法試験合格後の修習期間中に検察官の仕事を経験して、とても興味深かったのですが、組織の中で働くことが合わないと感じてしまって。自分の裁量で仕事をするスタイルの方が合っていると思い、弁護士に方向転換して札幌で開業しました。
ーー現在注力している分野と、その分野に注力している理由を教えてください。
基本的にはどのような事件も受けるスタンスなので、特に分野は絞らず幅広い相談に対応しています。特徴的なところで言うと、患者・被害者側の医療過誤事件は長年、継続的に受けています。
医療過誤事件に携わるようになったのは、今から30年ほど前に医療事故研究会に入ったことがきっかけです。医療過誤事件を扱う弁護士が所属する団体で、全国に関連団体があります。札幌で発足して少し経ってから「入りませんか」と誘われて参加し、それ以来、医療過誤事件を手がけるようになりました。病院側の依頼は受けず、患者・被害者側専門です。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
依頼を受けて仕事をするからには、できるだけ依頼者の希望に沿った対応をし、最大限の利益を実現することを目指して、案件に取り組んでいます。
依頼者には、話したいことを一から十まで全て打ち明けてほしいと思っているので、ゆっくり丁寧に話を聞くことを特に心がけています。若い頃はこれがなかなかできず、「時間内に相談を終わらせないと」と焦るあまり依頼者の話の腰を折ってしまうこともありました。
経験を重ねる中で気持ちに余裕が生まれ、落ち着いて依頼者と向き合えるようになりました。初回の相談は特に打ち合わせ時間を長めに設定し、事案の内容や依頼者の希望について詳しく伺うようにしています。
10年かけて解決した医療過誤事件
ーー弁護士として活動してきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
一番印象に残っているのは、10年にわたって取り組んだ医療過誤事件です。お子さんを亡くした方から、「子どもが亡くなったのは、病院側のミスが原因ではないか」「法的手続きを通じて、病院の責任を問いたい」ということで相談を受けました。話を伺って非常に心が痛み、何とか救済できればと思い受任しました。
今は、裁判所に医療過誤専門の部ができ、患者側の証人として協力してくれる医師も増え、患者側でも勝てる事件が多くなりました。しかし、私がこの事件を手掛けた頃はそのような環境が整っておらず、患者側が圧倒的に不利でした。なかなか協力していただける医師が見つからず非常に苦労したことを覚えています。医療過誤事件に関する情報やノウハウも少なく、どうすれば的確な主張を展開できるのか、弁護団のなかで議論し必死に考えました。
ようやく協力していただける医師が見つかり、主張を構成し直したりして、一審でこちらの主張が認められました。依頼者と一緒に法廷で判決を聞き、感動で胸が震えましたね。控訴審でも勝訴し、病院が上告したのですが受け付けられず、原審の判断を支持する形で終了しました。
大変な事件でしたが、裁判官にこちらの主張を理解してもらい、病院側のミスを認めるという結果で終えられて本当に嬉しかったです。依頼者とともに戦った10年間は忘れられません。マスコミや判例の専門誌でも取り上げられ、私にとって非常に印象深い事件です。
事務所一丸となって依頼者の問題解決に取り組む
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
とにかくゴルフが好きで、40年近く続けています。
北海道はゴルフ場が至るところにあり、街中からでもそれほど時間をかけずにアクセスできます。私がよく行くゴルフ場までは自宅から車で10〜20分ほど。思い立ったらすぐに行ける夢のような環境です。弁護士仲間を誘って、週末は必ずプレーしています。
ーー今後の展望を教えてください。
同年代の弁護士の中には一線を退いてしまう方も少なくありません。私はできる限り仕事を続けて、1人でも多くの方の問題を解決する力になりたいと考えています。
事務所を設立した当初、弁護士は私1人でしたが、現在は私を含めて10人の弁護士が在籍しています。お互い困ったときに助け合える、信頼できる仲間たちです。今後も、依頼者の問題解決のために事務所一丸となって取り組み、最善の結果を導けるよう力を尽くします。
ーー最後に、トラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
少しでも困りごとがあれば、気軽にご相談ください。ご事情を受け止めて、問題を解決するために最適な方法をご提案します。ご納得いただける結果を導くために誠心誠意対応しますので、安心してお任せください。