民事信託の一層の普及を目指して、依頼者の利益を最大限に出すことに努める
誇れる仕事につくために
ーー弁護士を目指したきっかけや理由についてお聞かせください。
大学が法学部だったので周りに法曹を目指す学生が多く、一緒に講義を受けたりする中で影響を受けて、自然と司法試験を目指すようになりました。もともと人に誇れるような仕事をしたいと思っていたので、社会貢献ができる弁護士は理想的な仕事でした。
大学で学んだ法律の知識を活かし、スキルを磨くことでより高いレベルの仕事ができるというところも弁護士を選んだ理由です。
ーーどのような学生時代でしたか?
大学では弁論部に所属していました。関心のある社会問題や政治をテーマに議論を交わすというようなことをしていました。3年の就職活動が始まる頃に本格的に司法試験受験を考えるようになり、少しずつですが受験勉強に取り組むようになりました。
新設された委員会の活動に注力
ーー注力分野をお聞かせください。
注力しているものの一つに民事信託があります。「日弁連信託センター」という弁護士会の委員会に所属して、民事信託の普及を目指した広報活動や、弁護士が適切なサービスを提供できるようになるための勉強会などを行っています。
民事信託は成年後見や通常の遺言よりも柔軟な財産管理が可能だったり、委託者の意思をきめこまやかに反映できたりできるメリットの大きい仕組みですが、利用している人は多くありません。
信託センターが設置されて約5年になりますが、まだまだ民事信託の認知度は低く、弁護士に依頼する人も多くないので、普及活動は大きな課題になっています。
同じ日弁連の委員会である「行政問題対応センター」の活動にも注力しています。こちらも設置から2年ほどの新しい委員会で、行政からの指導や監査の際に市民や企業に代わって弁護士が対応していくための活動をしています。
この行政問題対応センターを日弁連だけでなく、札幌弁護士会でも行いたいと思い、取り組んでいるところです。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
当然のことですが、依頼者の利益を最大限に出すことが重要だと考えています。その際に、依頼者にとって最良の解決が何かということを見誤らないことが大切です。
離婚の場合であれば、金銭を多く取ることが目的とは限りません。依頼者が何を望んでいるかを理解する必要があります。また、依頼者の望む解決が困難な場合もありますので、依頼者の理解を得る必要もあります。
そのためには依頼者としっかりコミュニケーションを取ることが大事で、それが最良の解決に繋がると思っています。
地域で民事信託をリードできる存在に
ーー趣味や休日の過ごし方について教えてください。
北海道なので、スキーやスノーボードなどウインタースポーツはシーズン中によく行っています。キャンプや釣りなどアウトドアに興味があるので、機会があればチャレンジしてみたいと思っています。
休日に必ず行っていることは犬の散歩です。4歳になるパピヨンを飼っていて、休日には広めの公園に連れて行って散歩をしています。
家と公園の往復時間を含めると2時間近く散歩をしているので、ちょっとした運動にもなっていいですね。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
注力分野でお話しした民事信託と行政対応の普及活動に努めながら、札幌管内でその分野をリードしていける存在になりたいと思っています。
ここ数年、コロナ禍で積極的な広報活動ができずにいるので、セミナーや講演会など、多くの人に知ってもらえる機会をつくっていきたいと考えています。
ーー最後に、トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
専門家に相談することで、何ができて何ができないのかを知ることが重要だと思います。相談することで悩みが解決することもありますし、そもそも悩む必要のないことで悩んでいる可能性もあります。
相談をすればたいていのことは解決方法がわかると思うので、ぜひ早めに相談してください。