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【不同意わいせつ】児童に対する不同意わいせつで不起訴になった事例
相談前の状況
30代男性の方。
SNSで知り合った児童(中学生)と会い、金銭を渡して口腔性交を行いました。
すぐに中学生の家族に発覚してしまい、SNSを通じて、親から、「警察に相談に行く」と連絡がありました。
相談時点では、まだ、警察からの連絡は来ていませんでした。
解決への流れ
極めて逮捕の可能性が高い状況でした。児童が被害者の場合、年齢だけで犯罪の成立が明白で、同意の有無も問題にならないため、すぐ逮捕される可能性があります。また、逮捕の際、実名で報道されることが多く、一度報道されてしまうと、拡散され、取り返しが付かなくなることがあります。
そこで、すぐに依頼を受け、管轄と思われる警察署を確認して、弁護人選任届を提出し、逮捕せずに在宅で捜査して欲しいという要望書を提出しました。
また、SNSを通じて、被害者側に対し、弁護士が依頼を受けたと伝えました。SNSを通じてトラブルになった人は、怖くなって、SNSアカウントを消してしまう人が多く、被害者と連絡を取る手段がなくなってしまうことも多いのですが、この方の場合、アカウントを消しておらず、速やかに、弁護人の就任を伝えることができました。
結果的に、早期の段階で示談交渉に入ったことから、逮捕・勾留されることはなく、示談成立により不起訴になりました。
被害者が児童であったことから、警察による被害者側の聴取に時間を要したこともありますが、不起訴まで、約1年ほどかかりました。在宅捜査の場合は、これくらいの時間がかかるケースもあります。
田中 克幸 弁護士からのコメント
児童が16歳未満で、5歳以上離れている場合、それだけで、不同意性交・不同意わいせつが成立するようになりました。また、口腔性交も、不同意性交に含まれます。従来も、条例違反などで立件はされていましたが、法定刑も重くなっており、厳罰化傾向にある上、逮捕・勾留の可能性が非常に高く、実名報道される傾向もあります。
したがって、早期に対応することが極めて重要で、主な目標は示談の成立になります。
親告罪ではないため、示談が成立しても、起訴することは可能になっていますが、多くの場合は、不起訴になっています。
本件では、(警察の捜査の都合も大きかったのですが)児童の保護者が示談の決断に時間が掛かったこともあり、示談成立まで、長期間かかりました。しかし、被害者の保護者の立場を考えると、そう簡単には決断できないのも当然のことです。
こちらの「誠実性」を酌んで示談に応じてもらえることは珍しくありませんので、こちらの都合を押し付けず、「根気強く」、「誠実に」話をしていくことが重要です。
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