野﨑 元晴 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
私は始めから弁護士を目指していたわけではありません。元々バイクが好きで、上京後はバイク便の仕事をしていました。バイク便の仕事に余裕が出てくると、仕事の合間に二部の大学の法学部に通い、法律を学びました。大学を辞めた後は、バイク便の仕事を続けながら、司法試験の勉強をしました。
本格的に弁護士の仕事や刑事事件に興味を持つようになったのは、司法修習中です。修習中に、公務執行妨害で勾留された被告人が、その勾留によって仕事を続けることすら難しくなっているという事件を目にしました。それ以来、刑事弁護に興味を持つようになり、司法試験合格後、刑事事件を専門的に扱う事務所に入りました。
手がけてきた事件
刑事事件のみを取り扱うという事務所の方針の下、刑事事件のみを取り扱ってきました。最近担当したのは、一度犯罪を犯した方が、執行猶予期間中にまた罪を犯してしまったという案件でした。逮捕直後から被告人本人だけでなく、奥さんやご両親とも関わっていた案件だったので、ぎりぎり実刑には至らず、仕事も続けられるという結果になって本当に安心しました。
他には、盗撮の案件を担当した際、被告人の方との最初の面会で「ご両親が弁護士をつけてくださいましたよ」とお伝えしたら、泣きながら「両親に申し訳ない」「馬鹿なことをした」と反省していらっしゃったことが印象に残っています。
一口に刑事事件と言っても、長期的に関わるものもあれば、数日で解決するものなど、本当に様々な案件があります。しかし、他の分野と違うところは、自分のミスで被告人が勾留や実刑に至ってしまうという怖さがある点です。自分の仕事が、一人一人の人生を大きく左右し得るということを常に感じています。
弁護士としての信条・ポリシー
被告人本人にしても、ご家族の方にしても、ご相談に来られるのは皆さん不安を抱えていらっしゃる方です。なので、少しでも不安を和らげられるように心がけています。また、刑事事件は一般の方には馴染みが薄いでしょうから、法律用語や専門的な話にならないよう、分かりやすい言葉に置き換えながら、ひとつひとつ丁寧にご説明することを意識するようにしています。
関心のある分野
刑事事件にはもちろん全般的に関心がありますが、中でも、今まで担当した案件が多かった性犯罪には関心があります。性犯罪のように明確な被害者がいる刑事事件は、被害者の感情に深く関わることなのでとても難しい一方、弁護士が就いていると示談交渉などが有効な面が多いということもあり、強くやりがいを感じます。