個人と企業の法律トラブルに向き合い、解決の先にある「再スタート」につなげる
一般企業での勤務を経て弁護士に
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
弁護士になる以前は、大学卒業後に新卒入社した一般企業で働いていました。
大学時代は、形だけでしたが法律相談クラブに所属していたので、弁護士の先生と話す機会があって、その話を聞いて「面白くてやりがいのある仕事だな」と思っていました。
ただし、私は、お恥ずかしいですが、学生のときは勉強に身が入らず、アルバイトなどに頑張っていました。また、当時は旧司法試験の時代で、合格率は2〜3パーセント。
そんなことから、自分の学力では弁護士になるのは無理だと思っていたんです。
そこで、一般企業で社会経験を積んで何年か経ったとき、弁護士になりたい気持ちが強ければ、司法試験に方向転換しようと考えていました。
一般企業に就職して3年経った頃、親戚が法律トラブルに巻き込まれました。このとき、私は法学部出身なのに何の役にも立てず、自分が大学で何も勉強してこなかったこと、法律を一切知らなかったことを痛感して後悔しました。
この経験で、私は、法律を駆使してトラブルを解決する弁護士の姿に憧れを感じて、本格的に弁護士を目指すようになりました。
離婚・債務整理・労働問題に注力 企業からの相談にも対応
ーー注力している分野について教えてください。
個人向けの事件では、離婚、親権、不貞行為などの男女問題、債務整理などの借金問題、不当解雇や未払い残業代などの労働問題に取り組んでいます。
分野は同じでも、どの事件も一つとして同じものはないので、依頼者に困難となる場面も時に有りますが、それを乗り越えて、依頼者に伴走しながら事件を解決できたときの感覚は代え難いものがあります。
また、私は、個人事件を扱うときには、ご来所された方のトラブルに対する感情、事件終了後の経済的事情も考慮した解決を目指すなど、法的な解決以外の点も配慮しながら弁護活動を進めることを念頭に置いています。
企業の顧問業務にも対応しています。企業が法律上のトラブルを解決して発展することで、企業で働く労働者の利益にもつながります。企業の発展を通じた問題解決という点から、私は、個人案件とともに企業の顧問業務にも力を入れています。
ーー離婚の相談にはどのように対応していますか?
弁護士の仕事は、悩みを抱えている方が、その悩みを解決して人生を再スタートさせることを支える点にあると考えています。離婚が成立したらそれで終わりではなく、その先にある、養育費や財産分与、慰謝料といった経済的な面も考慮しながら、依頼者の皆さまが、今後どのような生活を送りたいのか、事件に伴走しながら共に考えることを重視しています。
ーー借金の問題については、どのような解決策がありますか?
借金問題の解決法としては、破産手続で借金をゼロにしたり、個人再生手続で住宅ローンを支払って家を残しながらその他の借金を減らしたりすることが挙げられます。
特に、個人再生手続は、家を残しながら住宅ローン以外の借金を減らせる方法で、非常に画期的で良い手続だと私は思いますが、あまり知られていないのが実情です。
私も、弁護士になるまで、個人再生手続というものを知りませんでしたし。
このような制度を知らない方は多くおられると思いますし、手続それぞれの違いやメリット・デメリットを理解している方は、以前の私と同じように多くはないと思います。
そこで、私は、ご相談の内容を詳しく伺って、皆さま1人1人の実情に合わせた最適な借金の対処法を見極めて、手続きを進めていきます。
ーー労働分野では、どのようなトラブルを取り扱っていますか?
使用者と労働者の双方から相談を受けています。
使用者側では、主に中小企業の皆さまからご相談をお受けしてきました。会社内で法的な紛争がそもそも起きないよう、未然防止のために就業規則や賃金規程を整備したり見直したりするなど、従業員とのトラブルに発展しないような対応をしています。
また、従業員とのトラブルが起きた場合には、出来る限り示談で速やかに終えられるよう、対応することを心掛けています。
また、労働分野では有りませんが、下請業者との対応で、下請法に抵触しない体制作りをお手伝いしたりすることも有ります。
労働者側では、不当に解雇された方からのご依頼で労働審判の申立て、復職を目指して訴訟提起、賃金や残業代、退職金を支払ってもらえない方からのご相談をお受けして法的手続きを取ったり、パワハラのご相談をお受けしたりすることが多いです。
ーー不当な取扱いなどで悩む労働者は何をすればいいでしょうか?
速やかに弁護士に相談することが肝心ですが、使用者と争うにあたって大事なのは証拠です。証拠がなければ、不当な扱いを受けていることや、実際に働いた時間を立証できません。
たとえば未払残業代の請求であれば、タイムカード、業務で使用しているパソコンのログイン日時の記録、業務日報、運送業であれば車両の運行記録(いわゆるタコグラフなど)といった、労働者が残業していたことを裏付ける証拠を集めることが重要です。
全ての法律相談に実りある解決を
ーーお仕事をする上で心がけていることはありますか?
相談に来ていただいた方に、必ず何か実りのあることを持ち帰っていただくことです。弁護士が解決できない問題、つまり法律問題でない場合でも、適切な専門家や機関をご紹介して、解決につなげられるように対応することも有ります。たとえば、福祉の問題は、法律的な問題だけではなく、福祉の専門家に委ねるべき問題も少なく有りませんので、その場合には、地域中核支援センターをご案内する等の対応も執ったことが有ります。
相談を受ける際には、信頼感を持っていただけるような服装で相談に臨み、相談者のお話を出来る限り遮らずにじっくり聞きます。相談中は、なるべく法律の専門用語を使わず、日常的に使う言葉に置き換えて説明するよう、心がけています。
ーープライベートについても伺います。休日のお過ごし方を教えてください。
子どもが2人いるので、休日は、子どもと一緒に公園で遊んだりしています。上の子が車に興味を持ち始めたので、車が多数展示されているショールームへ一緒に行くこともあります。
あとは、学生の頃に空手をやっていたこともあり、身体を動かすことが好きです。最近は、あまり時間も取れないので、ジムで走ったりして気分転換をするようにしています。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
事務所の核となる分野を作っていきたいと考えていて、今は、離婚と労働分野に特に力を入れています。今後は、企業案件を増やしていきたいです。
また、今後は、事務所の弁護士を私だけではなく複数名体制にし、個人の皆さまと企業の皆さま双方からご依頼をいただける事務所に築き上げていきたいです。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
解決できない悩みはありません。弊所での法律相談にお越しいただければ、必ず解決方法を見つけますので、ぜひ一度ご相談ください。