秋篠宮家の長女、眞子さまと近く婚約する見通しだと報じられたことを受けて、お相手の小室圭さんが5月17日、東京都内の勤務先の法律事務所で会見した。その際、小室さんが「パラリーガル」として勤務していることを明らかにしたことから、にわかにこの仕事に注目が集まっている。
小室さんは、眞子さまが国際基督教大学(ICU)に通っていたときの同級生。報道によると、大学卒業後は、大手銀行勤務を経て、大学院に通いながら、都内の法律事務所にパラリーガルとして勤務している。ところで、このパラリーガルという仕事は、世間的にはあまり知られていない。パラリーガルとはどんな仕事なのか。
●「特別な国家資格はいらないが、専門性が要求される」仕事
パラリーガルとは、法律事務に携わるスタッフのことで、弁護士の指揮・監督のもと、法律業務の一部をサポートする。具体的には、弁護士のために判例や法律をリサーチしたり、弁護士が作成する書面のドラフトを書いたり、契約書や訴状などの内容に齟齬がないかチェックするなど、多岐にわたる。特別な国家資格はいらないが、法律に関する専門的な知識が要求されるという。
都内のある法律事務所のパラリーガルは、一般企業から転職してきた人のほか、ロースクールを卒業していたり、いわゆる「士業」に関わった人が多いという。また、働きながら、弁護士や司法書士、社労士などの資格の勉強をしている人も少なくないそうだ。待遇は、事務所によって異なるが、一般的に給料は高くないという。
都内の法律事務所にパラリーガルとして勤務する男性は「小室さんがパラリーガルをされていると聞いて、とても驚きました。パラリーガルの仕事は、依頼者が望んだ結果になったときなどに、手紙やメールが届くときがあって、やりがいがあります。ご婚約をきっかけに、社会的な認知度があがることは良いことだと思います」と話した。