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東京・駒沢公園で花火禁止に ノーマスクで飲酒、奇声あげる若者たちで「密」も発生
駒沢公園の中央広場で花火を楽しむ人々(2021年8月、弁護士ドットコム撮影)

東京・駒沢公園で花火禁止に ノーマスクで飲酒、奇声あげる若者たちで「密」も発生

東京都の「駒沢オリンピック公園」(世田谷区・目黒区)は8月10日から花火の利用を当面、禁止する。駒沢公園の公式サイトによると、大人数での利用による「密」な状態が発生や、騒音などルールを守らない花火の利用が多発したためという。これまで、駒沢公園の中央広場は花火の利用が可能な数少ない都内の公園として知られていた。

一方で、駒沢公園では東京五輪期間中、中央広場にある高さ50mのオリンピック記念塔を五輪カラーにライトアップ、一目見ようと訪れる人も多かった。

最後の花火をしようと、子連れで駒沢公園を訪れていた近隣の女性(40代)は、「五輪のライトアップもあったり、コロナで遠出できないこともあったりで、いつもより人が多い気がしました。しばらく花火ができないのは残念です」と名残惜しそうにしていた。

●大音量の音楽が流れ、大騒ぎの夜に

弁護士ドットコムニュースの記者が駒沢公園を訪れたのは8月9日夕方。中央広場ではすでに子連れのグループや、10代の学生たちのグループがそれぞれ花火を楽しんでいたが、日が沈むと、社会人のグループも増えていった。

中には、ノーマスクで、禁止されているはずの飲酒をする一部のグループも。夜が深まるにつれ、花火の煙が立ち込めていった。大音量で音楽を鳴らしたり、奇声をあげたりする若者もいたが、注意する警備担当者などは見当たらず、大騒ぎの夜は続いた。

弁護士ドットコムニュースでは、花火の利用禁止の理由について取材を申し込んだが、「取材対応できない」との回答があった。公園の公式サイトによると、「大人数でのご利用による密集・密接の発生、騒音やゴミの散乱など、ルールを守らない花火利用の多発により、他の利用者へのご迷惑となっております」としている。

画像タイトル 駒沢公園では夜になるにつれ、大騒ぎとなっていった(2021年8月、弁護士ドットコム撮影)

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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