安保法案をめぐって「法的安定性は関係ない」と発言し、批判を受けた礒崎陽輔首相補佐官が8月3日、同法案を審議している参議院の特別委員会に、参考人として登場した。
礒崎補佐官は「法的安定性は関係ない」という発言について、「大きな誤解を与えた」「大変申し訳ない」「発言を取り消す」と述べ、陳謝した。
民主党の福山哲郎議員からは、「(発言で)ちゃぶ台をひっくり返した責任は極めて重い」「なぜ辞任しないのか」という質問が出た。
これに対し礒崎補佐官は、「首相補佐官の職務に専念することによって、責任を果たしたい」として、辞任するつもりがないことを明らかにした。また、安倍首相から7月28日の夕刻に「誤解を招く発言はよくない」と注意を受けたが、「進退については言及がなかった」と明かした。