新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京弁護士会の有志は4月20日、LINEを通じた法律相談（初回無料）を始めた。6月末まで。11人の弁護士で開始しており、今後必要に応じて体制を強化する。
電話でなく、LINEを通じた相談とした理由について、担当弁護士は「普段からLINEでやりとりしたいという依頼者からの要望を聞くことが多くなったほか、電話代が払えなくてもWI-FI環境があれば利用できるのがメリット」とする。新型コロナウイルス対策に特化したLINEによる相談は、全国的にも珍しいという。
個人、法人問わず利用可能。個人であれば休業要請に伴う収入減少、DV、自己破産などを想定。法人の場合は、イベントや事業の中止に伴うキャンセル対応、業績悪化による資金繰り、事業再生、倒産などの相談を受け付ける。
コロナの影響による相談であれば、初回の相談は無料。2回目以降やコロナと関係ない相談は一律5000円。対応時間は平日の10時から18時まで。
東京以外の人でも利用可能で、担当弁護士は「契約のチェックや内容証明などによる交渉、継続的な助言などは、都外でも対応できる」としているほか、近くの弁護士を希望する場合は、必要に応じて、現地の弁護士会の紹介などもする予定。
使い方は、LINEで「@912iugnt」を検索した上で、「コロナ法律相談室」を追加する。
