依頼者が再び人生を歩めるように~地域密着型弁護士の取り組みと独自の強み
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
正直に言うと、法律家に強い思い入れがあったわけではありません。大学で法学部を選んだのも就職活動で有利になりそうだと思ったからです。しかし、大学に入学してみると、司法試験を受ける学生が多く、その影響で自分も弁護士を目指すようになりました。
司法試験の勉強は本当に大変で、まるで「息を止めて水の中に潜っている」ような感覚でした。7度目の挑戦でやっと合格したときの感想は、「うれしい」よりも「やっと勉強が終わった」というホッとする気持ちが強かったです。
合格後は、地元の防府市で仕事がしたいと思っていたので全国転勤がない弁護士を選びました。ちょうど地元が大きな台風に見舞われた時期でもありましたので、実家近くに拠点を置きたいとも考えていました。
ーー地元で開業したことについてどう考えていますか?
都市部よりも地に足をつけて仕事ができているような気がします。住み慣れた地域の人たちの困りごとを解決し、地域全体が良くなるように弁護士として貢献したいと思い続けています。
「一緒にゴールを目指す」姿勢を徹底
ーー現在の注力分野について教えてください。
主に交通事故、離婚や相続の家事案件、高齢者に関わる案件、そして企業法務の4分野に注力しています。高齢者に関わる案件では介護保険や介護サービスの知識も必要になるため、2014年に社会福祉士の資格も取得しました。
ーー案件を手掛ける上で心がけていることは何ですか。
家事案件の場合、依頼者と「一緒にゴールを目指す」意識がとても大切だと考えています。例えば離婚で悩んでいる相談者と話をすると、苦しい状態が続いていて人生が一度止まってしまった印象を受けるんですよね。ですから法的な面から一緒に解決へ尽力することは当然なのですが、依頼者が再び歩き出せるように、そのお手伝いをするイメージで仕事をしています。ゴールをどこに設定するか、調査や法的な対応を始めたら途中経過がどうなっているのかについて、こまめにコミュニケーションを取るように心がけています。
交通事故の場合も同じです。加害者、被害者双方とも心身にダメージを負っていることが多いです。なので、問題解決を図ることで立ち直ってもらい、その人の人生を一歩先に進めたいのです。
「すっきりした気持ち」を取り戻してもらう喜び
ーー依頼者に寄り添い、向き合う対応が不可欠ですね。
依頼者の方としっかり向き合うことが一番大切だと思っています。何を求めているのか、何がゴールなのか、それを理解するためには、依頼者の話を丁寧に聞く必要がありますよね。離婚や相続、交通事故といったケースでは、もちろん経済的な利益を得ることも大事です。そのために私たちは、専門知識を駆使して最大限の結果を出すことを考えます。
ただ、それだけが全てではありません。何より大切なのは、悩んでいる人たちの心のケアをしっかりと行うこと。問題解決のサポートをすると同時に、その人の気持ちに寄り添うことが私たちの役目だと思っています。社会福祉士には、生活相談員、いわゆるソーシャルワーカーとしての役割があります。私は弁護士の仕事も、ソーシャルワーカーに近いところがあると思っています。何より、依頼者の方が安心して「すっきりした」気持ちになれることを最終的な目標にしています。
ーー仕事のやりがいが伝わってきます。
解決した後に依頼者からアンケートをお願いしているんですが、お金の面で得たものよりも、「安心した」「助けてもらえてよかった」という声をたくさん聞きます。悩みが解決して、心が軽くなった瞬間を共有できる。それが弁護士としての一番の喜びだと思っています。だからこそ、人の悩みを解決するお手伝いができる仕事に就けて、とても幸せに思っています。
ーー普段の休日は何をして過ごされていますか?趣味などはありますか?
趣味は卓球です。中学生のころ部活で取り組んでいたのですが、社会人になってからまた始めて、今は週に1、2回ほどサークルで楽しんでいます。体を動かすとすごく気分がリフレッシュしますね。それから歴史小説を読むのと、うちの犬の散歩をするのも好きです。癒される時間です。
目指すのは地域になくてはならない法律事務所
ーー今後の展望についてお考えになっていることはありますか。
今後も今のように4つの分野に力を入れて、地域で必要とされる法律事務所になりたいと思っています。多くの案件を扱うことで、我々の経験と専門性も増してきました。それを活かして、依頼者の求める解決に向けた戦略を立てる。そのためにも、我々の専門性を更に深めていくことが大切だと考えています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
問題を一人で抱え込んで悩んでいると、なかなか前に進めません。そんな時は思い切って専門家に相談してみてください。もちろん弁護士でもすべてを解決できるとは限らないのですが、解決への道筋を一緒に探すことはできます。相談していただき、悩みから抜け出して一歩前へ進んでもらいたいと願っています。その一歩を踏み出すことで、きっとあなたの悩みも少しは楽になるはずです。
「弁護士って敷居が高そう」と思うかもしれませんが、我々もできるだけそう感じさせないように努めています。無料相談も設けていて、もし正式に依頼する場合には、見積もりを出します。それを見て、金額以上のメリットがあるかどうかを判断してもらえたらと思います。