充実したオンライン対応が強み〜債権回収を中心に、全国から寄せられるトラブルの解決に力を尽くす
企業から依頼される債権回収に注力
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
大学卒業後は通信インフラ会社で働いていました。子どもが産まれたことをきっかけに育休を取ったのですが、想像以上に育児が大変だったんです。「育休が終わって自分が仕事に復帰したら、妻に育児の負担が集中してしまう。それは良くないな」と思い、このまま会社勤めを続けるべきか考えるようになりました。
労働時間や仕事の量をある程度コントロールでき、転勤もない働き方…というところで思い浮かんだのが、資格を取り、独立して仕事をすることでした。
大学時代は法学部に在籍していて、法律には馴染みがありました。働く中で、会社と労働者の関係や労働に関する法律について関心を持っていたこともあり、ロースクールに入って本格的に法律を学び、弁護士を目指してみようと思い立ちました。
ーー注力している分野を教えてください。
現在は債権回収に力を入れています。特に、中小規模の企業や団体、飲食店からの依頼に対応することが多いです。
相談を受けた場合は、まず、債権者である依頼者と、債務者との関係を聞きます。長年付き合いがある相手なのか、1回しか会ったことがない相手なのか…関係性によって適切な対応方法が変わってくるので、必ず確認します。
次に、債務者の現状の洗い出しをおこないます。依頼者の話から債務者の財産状況を推測し、将来的にお金の回収が見込めるかどうかを検討していきます。初回の相談の段階で回収の見込みをある程度伝えるようにしています。
ーーお金を貸した人が、トラブルを避けるためにできることはありますか?
一般的な話ではありますが、最も重要なのは、お金の貸し借りの記録を残すことです。メールでもいいので、お金を貸した旨と貸した日付を相手方に伝えておくことが非常に重要です。記録があれば、万が一相手が「お金を借りた覚えはない」と言ってきたとしても反論できます。記録を残す意味では、お金は手渡しではなく振り込みの方がいいです。送金の記録が残るため、証拠として使えます。
お金を貸しても記録をつけない人は多いです。「今までも口約束で問題なかったし、相手を信頼しているからわざわざ記録に残さなくても大丈夫」「記録に残すことは、逆に失礼にあたりそう」という声もよく聞きます。
しかし、弁護士から見れば、貸し借りの記録を残さないことは、「お金を返してもらえなくても構わない」と言っているようなもの。後で後悔しないためにも必ず記録をつけてほしいですね。
悩みを整理し、依頼者の心の負担を軽くする
ーー依頼者のために心がけていることを教えてください。
悩みを整理して、依頼者の負担を軽くすることです。多くの方は悩みで頭がいっぱいになっているのですが、よくよく話を聞くと、弁護士から見ればそれほど大きな問題ではないことにとらわれて苦しんでいる方が少なくありません。
トラブル解決のために重要なこととそうでないことの区別をつけて、依頼者が悩まなくてもいい部分については「心配しなくても大丈夫ですよ」と伝え、少しでも気持ちを軽くできるようサポートしています。
ーー先生の事務所はオンライン対応が充実しているのですね。
独立を決意したタイミングが、ちょうどコロナの真っ最中でした。移動が制限されていても充実した法律サービスを提供するために、メールやLINE、Zoomなどを活用して、受任前の相談段階から、全ての打ち合わせにオンラインで対応できる体制を整えました。
オンライン対応を軸とすることで、全国どこからでも、依頼者の都合がいいタイミングで相談してもらえますし、メールやLINEを駆使して迅速にやりとりできます。この点は事務所の強みだと考えています。
1人で抱え込まず、気軽に早めに相談を
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
最近は事務所がある多摩地域の街づくり活動に参加しています。コロナが落ち着いて少しずつイベントが開催できるようになってきたので、今後は、お祭りや小中学生向けの講座などを計画しているところです。子どもが通う学校のPTA役員もやっているので、父母同士の集まりに参加することもあります。
趣味はアメリカンフットボールの観戦です。友人と一緒に、アメリカのチームや、国内の実業団の試合を観戦しています。いつか本場アメリカで生のプレーを観戦したいですね。
ーー今後の展望について教えてください。
新しいオンライン法律サービスを考案しているところです。
私は飲食業界の経営者から依頼を受けることがよくあるのですが、債権回収に関するトラブルだけではなく、従業員との労務トラブルにも悩んでいる方が少なくありません。本来であれば弁護士が入って解決すべき問題が起きていても、費用面などを気にして、法律的な解決をはかることに積極的でない経営者もいます。
そのような方が少しでも弁護士を活用しやすくなるように、LINEなどのチャットツールを利用して、気軽に、そしてなるべくリーズナブルに弁護士に依頼できるサービスを提供できればと考えています。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
自分の悩みを誰に相談していいか分からず、1人で抱え込んでいる方は多いかもしれません。人に相談して客観的なアドバイスをもらうことは、問題解決の第一歩です。相談相手の選択肢に弁護士も加えていただけると嬉しいです。
弁護士が解決できる問題であれば、相談後早急に手を打ち、それ以上事態が悪化することを食い止められます。弁護士が対応することが難しい場合は、他の適切な相談先を紹介するので、どのような悩みも気兼ねなく相談してください。