

尾関 博之
ソリトン法律事務所
東京都 豊島区南大塚3-44-8 アイリスビル2階インタビュー
尾関 博之 弁護士 インタビュー

弁護士を目指した理由
私は弁護士になる前、企業に20年間近く勤めていました。サラリーマンとしての仕事にももちろんやりがいを感じていたのですが、その一方で、どうしても直接世の中の役に立っていると言う意識が薄いとも感じていました。また、人生を20年1サイクルとしてとらえるという考え方もある(これは京都大学の故森毅教授が提唱していたものです)ということで、会社を辞めることにしました。
その際、より自分が社会のため、人のために働いているという実感を直接的に感じられる職業、弱い立場の人や困っている人を助けられる職業に就きたいと思い、弁護士を目指しました。
長く勤めた会社を辞めて弁護士になるなんて思い切った決断だ、と周りの人からは思われがちですが、私自身はさほど大きな冒険をしたとは思っていません。偶然ですが、もともと法学部ではない上に社会人経験を積んだ人が改めて法律を勉強し、法曹を目指す、という私のキャリアは、今の法科大学院の理念ともまさに合致していたということもあり、特別なことをしたという意識はあまりありません。
仕事内容
重点的に行っているのはミャンマーに関する案件です。ビジネス面では、ミャンマーに進出を考えている日本企業へのリーガルサービスの提供、また、在日ミャンマー人の方に対しては、入国管理、在留資格や難民関係から裁判になってしまうようなトラブルまで、あらゆる面での法的サポートを行っています。
ミャンマーは、今でこそブームとして人気があり、都内だけでも5300人の在日ミャンマー人が暮らしていますが、少し前までは、あまり注目されていない国でした。
私自身がミャンマーに興味を持ちだしたのはミャンマーが注目され始める前の2007年頃です。テレビでミャンマーが特集されていたことや、ミャンマー料理を食べに行ったことがきっかけで、ミャンマーの文化に興味を持つようになったのです。ミャンマーの文化に触れれば触れるほど、日本の近くにこんなにおもしろい文化の国があるのにあまり知られていないのはもったいない、と感じました。
ミャンマーはいろいろな国と国境を接しているので、食べ物や生活スタイルも、近隣諸国の文化を折衷したようなものとなっているところが、とても興味深いのです。現在は、ミャンマー語の勉強も少しずつしており、幾度かミャンマーにも行っています。ミャンマーを訪れた際は、以前案件を担当したミャンマー人の方の家に招かれたり、 ミャンマーの弁護士やビジネスマンたちと交流したり、弁護士のコンファレンスに参加させてもらったりと、いろいろな活動をしています。また、現地の古本屋をかけずり回って、日本では入手できない法律書を買い漁ったりもしました。
弁護士としての信条
とても抽象的な言い方なのですが、「走りながら考える」という事をポリシーとしています。熟慮に熟慮を重ね、完全な計画を立てた上でやっと作業に取りかかるのではなく、常に考えながら物事を進める、やりながら考えていくというスピード感を大事にしたいと思っています。
また、他の人がやらないことや、考えつかないことをやる、という事も意識しています。弁護士といっても、自営業である以上、一人の経営者のようなもので、従来の仕事の形に捕われて代わり映えのしないことをしていては意味がありません。ミャンマーの分野もその例のひとつですが、自分ならではの仕事の在り方や分野を新しく開拓していかなければいけないと思います。
依頼者に対して心がけていること
とことん話を聞くということを心がけています。特に外国人の方が依頼者の場合は、日本語が完全でなかったり、通訳を介して話をしたりすることがあります。そのような場合でも、依頼者の気持ちがきちんと理解できるまで時間をかけて話を聞くこと、依頼者にとって話しやすい雰囲気をつくってさしあげることを意識すると、物事の本質が見えてきます。
こういった異文化間でのコミュニケーションについては、企業に勤めていた頃、私自身が海外に駐在した経験をもとに心がけていることでもあります。
特に関心がある分野
やはりミャンマーの問題に関心があります。ミャンマーの法的サポートに関しては、第一人者になりたいと思っています。
他には、まだ具体的にわからないのですが、弁護士の仕事の構造を変えるような仕事がしたいと思っています。ミャンマーの分野も、弁護士にとって新しいことではありますが、仕事の構造を変えた、というよりは、弁護士業務の「面積」を増やしたに過ぎません。株主総会の在り方を根本から変えた、久保利弁護士のように、何か法曹界にとって革命的なことができたらいいな、と思っています。
取扱分野
-
労働問題
原因
- パワハラ・セクハラ
- 給料・残業代請求
- 労働条件・人事異動
- 不当解雇
- 労災認定
-
国際・外国人問題
依頼内容
- ビザ・在留資格
- 国際離婚
- 国際相続
- 国際刑事事件
-
企業法務・顧問弁護士
依頼内容
- M&A・事業承継
- 人事・労務
- 渉外法務
業種別
- エンタテインメント
- 医療・ヘルスケア
- IT・通信
- 金融
- 人材・教育
- 環境・エネルギー
- 運送・貿易
- 飲食・FC関連
- 製造・販売
- 不動産・建設
-
税務訴訟・行政事件
依頼内容
- 行政事件
自己紹介
- 所属弁護士会
- 第二東京弁護士会
- 弁護士登録年
- 2011年
所属事務所情報
-
地図を印刷する
- 所属事務所
- ソリトン法律事務所
- 所在地
- 〒170-0005
東京都 豊島区南大塚3-44-8 アイリスビル2階 - 最寄り駅
- 大塚駅徒歩3分
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- 平日10:00 - 18:00
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電話で問い合わせ
03-5927-8677
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