外務省や民間企業での経験も活かし、広い視野で依頼者の利益実現に尽力
国際法の知識を活かすために外務省へ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
大学に入学する前から弁護士に憧れを抱いていました。弁護士は、個人としてはもちろん、企業でも、官公庁など公的機関でも、法律という専門性を武器にさまざまな環境で活躍できます。そうした職業としての幅広さに魅力を感じていました。
ーー経歴を拝見すると、いろいろな場所で活躍されていますね。
弁護士資格を取得した後に法律事務所に就職をして、一般民事や企業法務など幅広い分野に携わっていたのですが、就職して2年ほど経った頃、外務省で任期付き弁護士の募集をしていることを知ったんです。
もともと国家間の法律に関心があり、法科大学院では国際法を選択していたのですが、普通の弁護士事務所で国際法を使うような事件はほとんどありません。外務省であれば国際法を活かせる仕事ができると思い志願しました。
外務省では貿易関係の部署で国家間の交渉や条約作成、条約がきちんと履行されているかチェックするというような業務に従事しました。2年という限られた期間ではありましたが、貴重な経験でした。
外務省の任期を終えた後は不動産投資信託を扱う民間企業の社内弁護士として働き、その後独立して現在の事務所を開設しました。
ーー注力分野を教えてください。
不動産問題に注力しています。最初に就職した法律事務所でゼネコンの顧問をしていたため、不動産案件を多数経験しました。また、独立する前に勤めていた民間企業が不動産関係でしたので、キャリアを通してさまざまな不動産事案を扱ってきたことが、強みだと思っています。
不動産以外では、債務整理や離婚、企業法務にも力を入れています。どの分野も扱ってきた件数が多く、経験を積んでいることが注力している理由です。
事案ごとに使う法律は違っても思考は共通
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか?
依頼者の満足度を高めることが大事だと思っています。結果を出すことは当然のこととして、依頼者の気持ちに寄り添うことも大切ですし、弁護士費用など金銭面で依頼者に過大な負担がかかるのも好ましくありません。総合的に依頼者の満足度を得られるようなリーガルサービスを心がけています。
依頼者との接し方では、連絡方法に気をつけています。社内弁護士として働いていたときは、基本的に連絡を取る相手は社内の人間ですので、勤務時間内であればすぐに連絡が取れますし、連絡手段は社内のチャットワークと決まっていたため、問題が発生することはほとんどありませんでした。
一般の方の場合、年齢や職業などさまざまですから、連絡が取れる時間も違えば、使えるツールも違ってきます。依頼者のニーズに合わせた対応が大事だと思っています。
ーーやりがいを感じられるのはどんなときですか?
依頼者が抱えている問題を解決し、感謝されたときにやりがいを感じます。弁護士事務所に相談に来る人の多くはストレスを抱えています。弁護士に相談するだけでも気持ちは落ち着くでしょうし、事件を解決できればストレスをなくすことができます。弁護士は、自分が誰かの役に立ってると実感できる仕事だと思います。
ーー印象に残っているエピソードを教えてください。
個別の事案ではないのですが、弁護士事務所、外務省、民間企業で働いてきて、使う法律は違っても、ベースとなる法律的な思考は共通していると感じました。この先、経験したことのない事案を受けることがあったとしても、これまで積み重ねてきた経験や知識は活かせると思っています。
人員を増やしてチームで取り組む弁護士事務所にしたい
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
学生時代はアイスホッケーをしていました。弁護士になってからも時々やることがあったのですが、近くのスケートリンクが閉鎖してしまい、ここ数年はやる機会がなくなってしまいました。いまは毎朝ランニングをして体を動かすようにしています。
休日は動画配信サービスを利用して、家で映画を観たりしています。最近、子どもの希望でハムスターを飼い始めたので、子どもと一緒にハムスターの世話をすることも増えました。
ーー今後の展望をお聞かせください。
少しずつでも、事務所を大きくしていきたいと思っています。開設から2年ほど経ち、案件も増えてきました。いまよりも案件が増えれば人手も必要になってきますし、もともとチームで動くことが好きなので、多くの事件をチームで取り組んでいけるような事務所にしたいと考えています。
分野に関してはこれまでどおり、不動産、離婚、債務整理に注力しつつ、企業法務にも力を入れていきたいと考えています。社内弁護士の経験が活かせる分野だと思いますので、積極的に取り組んでいくつもりです。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
敷居が高いと思わずに、気軽に相談してください。私個人で言えば、広範囲に渡ってさまざまな案件を経験してきました。なかには「同居人に対して明け渡し請求を行う」といった特殊な案件もありました。難しいと思われる案件であっても、何かしらのアドバイスができると思います。
「こんなこと弁護士に相談してもいいのだろうか」と思うようなことであっても、まずは相談をしてみてください。