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【離婚・財産分与】不貞行為を踏まえ有利な条件で離婚成立
相談前の状況
依頼者は、配偶者の不貞行為が発覚したことをきっかけに、夫婦関係を継続することが困難となり、離婚を決意しました。
もっとも、離婚に当たっては、単に離婚届を提出すればよいというものではありません。夫婦で築いた財産をどのように分けるのか、今後の生活をどのように考えるのかなど、さまざまな条件について話し合う必要があります。
本件では、相手方の不貞行為によって離婚に至ることとなったことから、依頼者としては、その事情を踏まえた適切な条件で離婚したいとの希望がありました。一方で、当事者同士で話し合いを続けることは精神的な負担も大きく、感情的な対立から交渉が難航するおそれもありました。
そこで、離婚条件を整理した上で、相手方との協議を弁護士に依頼することとなりました。
解決への流れ
ご依頼を受けた後、相手方の不貞行為によって夫婦関係が破綻し、離婚に至ることとなった経緯を踏まえ、離婚条件について相手方と交渉を行いました。
財産分与については、夫婦の財産状況を確認するとともに、本件に至る経緯も踏まえて協議を進めました。依頼者の希望を丁寧に整理した上で、相手方に対して必要な主張を行い、粘り強く交渉を続けました。
その結果、一般的な財産分与の条件と比較して依頼者に有利な条件で合意することができ、協議離婚が成立しました。
調停や訴訟に移行することなく、当事者間の協議によって解決することができたため、依頼者の精神的・時間的な負担を抑えながら、新たな生活に向けた区切りをつけることができました。
宇佐見 淳 弁護士からのコメント
配偶者の不貞行為をきっかけに離婚する場合、「不貞をした側がいるのだから、自分に有利な条件で離婚できるはずだ」と考える方もいらっしゃいます。
しかし、離婚に伴う財産分与と、不貞行為による慰謝料は、本来、それぞれ異なる問題として整理する必要があります。財産分与については、原則として夫婦が婚姻期間中に形成した財産への貢献などを踏まえて検討されるため、不貞行為があったことだけで当然に大幅な差が生じるとは限りません。
一方で、協議離婚では、当事者双方が合意する限り、さまざまな事情を踏まえて離婚条件を定めることができます。そのため、不貞行為によって離婚に至った経緯や、依頼者が受けた精神的な苦痛などを含め、全体としてどのような条件で解決することが適切かを交渉することが重要です。
本件でも、単純に財産を形式的に分けるのではなく、不貞行為に至った経緯や離婚に関する依頼者の希望を整理した上で、相手方との交渉を進めました。
離婚問題では、感情的な対立から「相手と直接話をしたくない」という状況になることも少なくありません。弁護士が間に入ることで、感情的なやり取りを避けながら、離婚、財産分与などの条件を一つずつ整理して交渉することができます。
配偶者の不貞行為をきっかけに離婚を考えている方は、早い段階で今後の見通しや適切な離婚条件についてご相談ください。
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