いぶすき しょういち

指宿 昭一 弁護士 プロフィール

所属事務所: 暁法律事務所
所在地: 東京都 新宿区高田馬場4-28-19  きりしまビル4階
高田馬場駅徒歩6分
受付時間
指宿 昭一弁護士

「弁護士資格をもった活動家」を目指して

私が20代の半ばを過ぎた頃、私が活動していた労働組合がお世話になっていた労働弁護士が、労働委員会の審問中に倒れるという事件がありました。その弁護士から、「私は、もう、労働事件はできないから、君たちの労働組合の中から弁護士を養成してください。」と言われました。労働組合の活動家の中で「指宿がよい。」という意見がありました。私は、法学部出身ではなく、法律のような堅いものは嫌いでしたし、一生、一活動家として生きていきたいと思っていたので、断ろうかとも思いました。それを仲間に話したところ、「弁護士資格を持った活動家になればよい。」と言われ、それならやろうと決意しました。これが27歳の時です。

当初、司法試験の勉強はおもしろく、とても楽しかったことを覚えています。いつも、労働運動でどう使うかというところから法律を学ぶので、興味は尽きませんでした。あまり司法試験のことを知らなかったこともあり、2回くらいで合格すると思っていました。試験勉強を初めても、労働運動の活動は続けていました。生活のためにバイトもしました。2回目の試験に落ちたときには、3回目に受かればいいと思い、3回目に落ちたときには4回目に受かればいいと思って続けました。もう一息ということもあったのですが、なかなか壁が破れず、気がつくと15回目の試験に落ちていました。試験制度が変わるため、あと2回で受からなければ、無理かもしれないという状況でした。このときは、さすがに、16回目に受かればいいと単純には思えませんでした。

背水の陣を引きました。勉強方法を変え、知識を増やすのではなく、知識の使い方を訓練することに徹することにより、16回目の試験は、落ちたけれども手応えがありました。同じ勉強方法で17回目を受けて、やっと合格ができました。45歳になっていました。

2006年4月、司法修習生になり、青年法律家協会司法修習生部会に入会し、学習会への参加や、一月集会という司法修習生のイベントの実行委員をやることを通じて、全国で人権問題に取り組む弁護士、司法修習生とのネットワークを築くことができました。
2007年9月4日、弁護士登録と同時に暁法律事務所を開設しました。

事務所ホームページ

https://www.ak-law.org/

インタビュー

指宿 昭一 弁護士インタビュー
指宿 昭一 弁護士 インタビュー

弁護士を目指したきっかけ

学生時代に学生運動を通じて、差別と抑圧のない社会を実現するために日本を変えなければならないと思いました。

卒業後、中小企業労働者を中心とする労働組合に参加し、労働運動を行っていましたが、お世話になっていた先生が過労で倒れられたことをきっかけに、自分たちの中から労働運動の発展の為に弁護士を養成しようということになり、弁護士を目指すことになりました。

印象に残っている事例

弁護士になって最初に取り組んだのが、外国人の研修・技能実習生の事件でした。

そこでは、低賃金での長時間労働・パスポートの取り上げ・外出等移動の自由の厳しい制限・不当な「違約金」・「保証金」などの下で、「奴隷」的ともいえる労働実態があり、著しい人権侵害が常態化していました。

労働審判を申し立て、4人に600万円の支払いを約束させました。この事件が報道されたことで、全国の研修・技能実習生から相談が来るようになりました。

また、各地で同種事件に取り組んでいる若手弁護士とのネットワークができ、外国人研修生問題弁護士連絡会を結成するに至りました。

仕事の中で嬉しかったこと

ある労働災害事件で労働者側(被告)の弁護人を務めました。一審が、原告の過失割合を8割とした上で、不当な念書の効力を認め、請求を破棄しました。これは、信じられない不当判決でした。その後の控訴審で巻き返し、勝訴的和解を勝ち取ることができました。

困難な状況から逆転まで、最後まで闘い抜けたことが嬉しかったです。

弁護士になって大変だと感じること

案件毎に、頭と気持ちの切り替えを行うことです。一度に多くの案件を扱うため、1つだけをやるわけにはいきません。

しかし、一つ一つに依頼者の人生が関わっているため「多くの中の一つ」という捉え方は決してできません。自分の時間には限りがあるので、切り替えて取り組むのが大変です。

休日の過ごし方

ゆっくり睡眠をとったり、お風呂にゆったり入ったり、散歩や読書をしたりリフレッシュをします。また、残っている仕事を片付けることもあります。

弁護士としての信条・ポリシー

「法を尊び、法に頼らず」

依頼者のために、法律を最大限活用してその権利と人権を守ります。しかし、法律の限界を見極め、法律だけに頼り切った闘いはしません。

特に、労働事件においては、依頼者の利益を守りつつ、法律を駆使して徹底して闘い、法律に問題があればその問題点を指摘し、制度の改革や社会体制の根本的な変革を含めた運動の構築を目指していきます。

裁判のみに終始せず、労働運動や住民運動の発展のために、現場に出かけ、当事者と供に笑ったり、泣いたりしながら闘っていきたいです。

依頼者に対して気をつけていること

一番は、依頼者の立場に立って考えることです。依頼者は困難な問題を抱えて事務所を訪れます。相談をしてもらい、一緒に考えていくことで、初めは暗かった依頼者の未来に、暁の光のように希望を見出してほしいのです。それが、暁法律事務所の「暁」の意味なのです。

関心のある分野

労働事件(労働者側)、外国人事件、冤罪、環境訴訟(ダム建設差し止め等)に関心があります。

今後の弁護士業界の動向

無理な弁護士激増政策が弁護士の自律性、弁護士会自治を破壊しようとしていると思います。今のままだと、事務所や弁護士自身が人権を守る困難な事件に積極的に取り組むことが出来なくなってしまうのではないでしょうか。今後は、この政策と闘わなければなりません。

今後のビジョン

労働事件を中心に、差別と抑圧と闘う弁護士として仕事をしていきたいです。同じ方向で闘っていく仲間を増やしていきたいと思います。

悩みを抱える方へのメッセージ

特に、労働現場で、労働者としての権利を踏みにじられ、悔しい思いをしている方へ。諦めないでください。職場内外に仲間を見つけ、団結して闘えば道は開けます。私も、お手伝いいたします。

指宿 昭一 弁護士の取り扱う分野

  • 原因
    パワハラ・セクハラ
    労災認定
    給料・残業代請求
    不当解雇
    労働条件・人事異動
    ※対応方針や料金は直接お問い合わせください

人物紹介

自己紹介

1980年,私が入学した筑波大学は、「政治的・社会的活動禁止」「学生の集会、ビラまき等は許可制」という管理大学でした。私は、学生は政治社会問題に関心を持ち、行動するのが当然だと思っていたので、大学の管理に反対すると同時に、学外に出て、労働者、農民、市民などの運動にも参加するようになりました。そして、社会に存在する差別や抑圧と闘う生き方をしたいと考えるようになりました。
大学5年の時,アルバイト先のコンビニエンスストア(フランチャイズ店)で、パートの女性労働者と大学生・高校生アルバイトで労働組合を結成することになりました。賃金・労働条件の改善とパート・バイトを尊重しない態度の是正を求めての組合結成でした。日本労働評議会という労働組合(当時の名称は、「統一労評」。1人でも加盟できる合同労組)の分会として結成したのです。パートの女性が分会長、私が書記長に就任しました。しかし、店のオーナーは労組建設を嫌悪し、分会長と私を不当に解雇しました。半年ほど、地位保全仮処分という手続を裁判所で行いましたが、その間に、他の組合員は店を辞めてしまい、私たちは、解雇撤回、自主退職、解決金支払いという解決を受け入れざるをえませんでした。この経験を通じて、私は、中小零細企業で労働組合を作ることは困難であること、しかし、とても意義があることを学びました。
その後も、私は、この労働組合の活動家として、中小零細企業に労働組合を作り、発展させるための活動を行ってきました。労組建設の旗揚げに際しては労働者を激励しに行き、組合活動への不当な弾圧があれば駆けつけて抗議行動をしました。組合つぶしに抗議して23日間の工場占拠ストライキを闘ったこともあります。労働者から様々な労働相談を受け、労働基準監督署や労働委員会にも通いました。裁判になれば、労働者の陳述書作りなども手伝いました。あるタクシー会社で女性運転手が過労死した事件があり、労働時間の立証や医師の診断書を取って、労災認定を勝ち取ったこともあります。
また、労使関係の良好な会社においては、経営協議会などを開催して、労働組合として経営改善に協力したこともありました。

趣味や好きなこと、個人サイトのURL

  • 個人 URL
    http://www.ak-law.org/
  • 好きな言葉
    法を尊び、法に頼らず
  • 好きな本
    魯迅評論集
  • 好きな映画
    人らしく生きよう 国労冬物語
  • 好きな観光地
    加計呂麻島
  • 好きな音楽
    ワルシャワ労働歌
  • 好きなアート
    ピカソ
  • 好きなテレビ番組
    ダンダリン 労働基準監督官
  • 好きな休日の過ごし方
    温泉
  • Xアカウント
    @ibu61

経験

  • 冤罪弁護経験
  • 再審弁護経験

所属弁護士会

  • 所属弁護士会
    第二東京弁護士会
  • 弁護士登録年
    2007年

学歴

  • 1985年 3月
    筑波大学第二学群比較文化学類卒業
    もっぱら、学生運動(大学民主化運動)をしていました。
  • 1980年 3月
    神奈川県立厚木高等学校卒業
    もっぱら、柔道部をしていました。

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【所属事務所】
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【所在地】
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【最寄り駅】
高田馬場駅

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