外岡 潤 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
最初から目指していた訳ではなく、消極的なものでした。法学部で勉強すればどんな世界でも関わることができ、好奇心が満たされるのではないかと思い、法学部に入りました。その後、自分は就職活動に向いていなかったため、その代わりに司法試験を受け始めたというのが正直なところです。
印象に残っている案件(事件)
自宅で、親御さんと生活しているお子さんの立場の方が相談に来られ、「自分は何もしていないのに虐待をしたと認定されてしまった」と涙ながらに訴えられるケースを複数経験しました。身内からすれば些細な親子喧嘩でも、デイサービスやヘルパーなど部外者が「虐待」と捉えるということがあり、一度虐待者のレッテルを貼られてしまうと、被害者である親は強制的に施設に隔離され、二度と会えなくなってしまいます。子からみれば行政による人さらいに他ならないのですが、なぜもっと事前に、お互いに話し合えないのかと悔しい気持ちにさせられます。
仕事の中で嬉しかったこと
大きなトラブルを解決して、依頼者である施設長の方から「先生は本当に心から私たちの問題を共有しようと努めてくださいました。本当に感謝いたします。人と人の付き合いは、やはり形ではなく気持ちですね。」とのメールを頂いたことです。普段自分が心がけている姿勢が伝わったようで、自信になりました。
弁護士になって大変だと感じること
自分は自営業なので、事件が多くて忙しくなるときもあれば、逆に暇なときもあり、中々経営が安定しない悩みがあります。税理士等と違いいわゆる繁忙期が無いため、スケジューリングは基本的に自由ですが、プレッシャーも常に感じており、気分転換の機会を大切にしています。
休日の過ごし方
時間があるときには日本文化の習いごとに励んでいます。日舞を10年以上続け、名取りになりました。最近は書道も始めました。
弁護士としての信条・ポリシー
介護現場は善意で成り立っている。そして善意は無防備である。
現場の善意を法律のちからで守りたい。
介護現場の平和を、対話で実現したい。
依頼者に対して気をつけているこ
依頼者と連絡をまめにとり、自分だけで決めずに、確認をしっかりする機会を作り、ご自分の意思で判断して頂くようにしています。
関心のある分野
介護・障害の事業におけるトラブル全般に関心があります。最近は、介護保険法にまつわる行政訴訟や行政との折衝が最大の関心領域です。
今後の弁護士業界の動向
弁護士の数が増え、より専門が分かれていくと予想します。逆にいえば、専門性を身につけていかなければ生きていけない、厳しい世界になると思います。
一時期百花繚乱だった債務整理等を扱う事務所の数が減った一方で、残業代請求や退職代行などの大量処理型の事務所が目立つようになりました。しかし、そのような参入障壁の低いフィールドは競争が激化し、すぐに飽和状態となるものと思います。
今後のビジョン
介護・障害分野におけるトラブル解決のメルクマールを確立し、またさまざまな制度や法令の解釈における権威になりたいです。この世界はコンプライアンスの徹底が難しく、解釈が分かれる場合も多々あるため、経験と知識を積み重ね自分が混乱を防げるような存在を目指したいと思います。
ページを見ている方へのメッセージ
介護・福祉に関してお困りの方は、私に相談してください。