本間 博子 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
ボランティア活動で行った老人ホームで、法律改正によって受けられる介護のサービスの内容や負担が変わるなど、市民の生活が変わるところを目の当たりにしたり、主婦連合会という消費者団体で長年活動された方が、「法律を知らないと、本当の意味では闘えない」ということを実感されて、大学院で法律を勉強されているということを聞いたりしたことがきっかけです。
検察官や裁判官にも魅力はありましたが、事件当事者の生の声を身近なところで伺い、力になれたらと思い、弁護士を選択しました。
仕事をする上で意識していること(信条・ポリシーなど)
相談者・依頼者の話を丁寧に聞くことを意識しています。特に相談の際は、相談に来られるまでの間、身近な人には相談できなかったという方もいらっしゃるので、まずは相談者のお話を聞くことを心がけています。
若い方やお年寄りなど依頼者によってもそれぞれお話のペースが違いますので、聞き漏らしのないように気を付けています。丁寧に聞いている姿勢というものは相手の方にも必ず伝わるものだと思います。依頼を受けた後は、依頼者と事件に関する認識にずれが生じないよう、適切に連絡をとることを意識しています。
関心のある分野
高齢者や女性などの分野ですが、それらに限らず、社会的弱者・少数者に関する問題には積極的にかかわっていきたいと思っています。社会のひずみはそうした方々のところに表れやすく、また、その影響が強く出やすいですが、その声はなかなか社会全体には届きません。そうした方々の声を置き去りにすることなく、社会に届け、少しでも暮らしやすい社会にしていく手助けができたらと思っています。ときには法制度を変えていく必要のあることもあります。
例えば、東日本大震災でご家族が亡くなった世帯は、災害弔意金を受け取れたのですが、法律は同居の姉妹・兄弟が亡くなった場合には認めていませんでした。お金の問題ではなく、家族として認めてもらえてないようだ、という被災者の方の声が全国の弁護士の有志が参加するメーリングリストなどで紹介され、弁護士だけでなく被災者など、様々な方々の署名が集められ、法改正が実現したということがあります。
マスコミによる報道や国民の皆さんのご理解があったおかげでもありますが、このような目に見える変化は励みになります。
ページを見ている方へのメッセージ
現在悩みを抱えている方は、早めに相談してください。相談して頂ければ、法的な説明や解決策をお伝えできる可能性があります。1人で悩んいる間に事態が動いて、法的に手遅れになるよりは、とりあえず聞いてみるだけでもいかがでしょうか。