服部 成太 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
僕が大学を卒業した昭和40年代は職業選択において、まず食べていけることが重要項目でした。当時の東京大学は、司法試験よりも公務員試験を目指すことが主流であり、司法試験に受かっていても、特に弁護士になりたかったわけではなく、一度は銀行で勤務していました。
その後に法務大臣になられた3ケ月章教授の「東大生も司法試験を受けよ」という言葉に影響を受け、自由業に憧れて弁護士になりました。
印象に残っている案件(事件)
同時死亡の事件です。同時死亡とは、複数人が何らかの原因で死亡した折にその死亡の前後関係が分からないときのことをいいます。ここでは、2人の被相続人が同時に死亡したか否かで、相続関係が大きく変化してしまうという案件でした。数億円の財産が動く相続事件で、依頼者にとっては同時死亡が認められることが必要でした。
監察医の意見は確定的ではありませんでしたが、粘り強く事実の調査・主張を繰り返し、同時死亡が認められました。頑張った成果が出た案件として印象に残っています。
仕事の中で嬉しかったこと
メルボルン大学で行っていた講義の最終講義で、受講生達のスタンディングオベーションを受けたことが嬉しかったです。また、メルボルン大学の別の授業を受けていたベトナム人留学生が、その後ベトナムを訪れたときに法務次官の奥さんとなっており、挨拶されたときにも感動を覚えました。
弁護士になって大変だと感じること
幸運なことに特にはありません。強いて言えば、時間に追われ忙しい時は大変です。
休日の過ごし方
ウィンドウサーフィン・ヨット・自転車ツーリング・ロッククライミングなどです。
弁護士としての信条・ポリシー
愛情・誠意を持ってクライアントに接することです。
依頼者に対して気をつけていること
同情しすぎないことです。歯医者さんを例に取ると、患者の歯にとって最善に思われる治療に痛みが伴う場合にも、患者に同情しすぎて遠慮し中途半端な治療をするわけにはいきません。依頼者にとっての最善を考える上で、客観的な立場で話を聞くようにしています。
関心のある分野
電子商取引、メジャークライアントである通信業界の分野に関心があります。
今後の弁護士業界の動向
コ―ポーレートロイヤーが増えていくと思います。もっと若い年代の弁護士が増えて欲しいです。また、会議等において女性が少ないのは日本くらいです。今後は、女性の弁護士が増えてくると思います。
今後のビジョン
後輩指導をしていきたいと思っています。
ページを見ている方へのメッセージ
敷居の高さをなくし、もっともっと気軽に相談してください。こちらは、「雨ニモマケズ」に出てくるように、東西南北困っている人に出会えば助ける心構えでおります。