湯澤 功栄 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
私は高校を卒業してから陸上自衛官として3年間勤務してから大学に進んだのですが、企業で働いてサラリーマンになるよりは自分で資格を取って独立して働きたいと思ったことがきっかけです。やはり法学部に進む以上は法律でご飯を食べていきたいという思いが強くありました。
宅建や司法書士や司法試験など色々と比較し、どうせやるのなら一番難しいと言われる試験に挑戦してみるのもいいのかなと思い、司法試験を受けようと思いました。
印象に残っている案件(事件)
刑事事件で殺人事件の弁護を引き受けたことがあり、その事件が一番印象に残っています。
実の母親を殺してしまったという事件でした。その方は生活にも困窮していてとてもお母さんを養って生活していくことが出来ないところまで追い詰められてしまい、さらにはお母さんが病気になってしまい、お母さんから殺してくれと言われ、無我夢中になって首を締めて殺してしまったという事件でした。
この事件は私が弁護士になって半年の駆け出しの時に担当したという意味でも印象に残っています。また、被告人の方自身の人柄や私への接し方等を考えて、本当に困った上でやってしまったことなのだとわかり、なんとか助けてあげられないかと、彼の人柄に触れるにつれ仕事以上に感情の面でも揺さぶられました。ちなみに今でも彼とは刑務所からお手紙での交流をしています。
仕事の中で嬉しかったこと
仕事が全て終わった後に、依頼者の方から「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べられる時に、弁護士をやっていてよかったと思いますね。ありがとうと感謝されると、今までの苦労が吹き飛ぶような喜びがあります。
弁護士になって大変だと感じること
仕事自体紛争の中に割って入って依頼者の権利を獲得する、あるいは依頼者を守るという誰もがやりたがらないような仕事に割って入るわけですから、簡単な仕事というものはなく、どの仕事もストレスが溜まるので、ストレスのコントロールが大変だと思います。
休日の過ごし方
ウィークデイが仕事で大変だということがあるので、家でのんびりと過ごしていることが多いですね。また、体を鍛えることが好きなのでジムへ行ったりもします。
弁護士としての信条・ポリシー
弁護士になって6年近く経つ中で色々と仕事をして経験を積む中で変わっていく面もあるのですが、今の段階ではやはり依頼者のためにベストを尽くし、依頼者のためのベストとは何かということを考えることがポリシーになっていますね。
依頼者に対して気をつけていること
やはり法律の言葉というのはわかりにくいものなので、なるべく専門的な用語をそのまま使わないようにして普通の人が聞いてわかりやすくするということを心がけています。しっかり理解、納得した上で事件を進めていきます。
関心のある分野
消費者問題ですね。やはりダイレクトに困っている人を助けてあげられるということは弁護士の役割として重要であると思いますし、実際に助けてあげると本当に感謝してもらえるという経験もあったので、消費者問題については関心を持ち、色々とやってみたいと考えています。
今後の弁護士業界の動向
弁護士の人数が増えてきているので、淘汰が始まっているのかなと思います。何か特徴なり人とは違うものを持ってやっていかなければならないと、自分自身の自戒も込めて思っています。また、今後法曹界に入ってくる皆さんについても同様であると思います。
今後のビジョン
まずはやはり今ある仕事を誠実にこなして信頼を勝ち取っていくことですね。将来的にはその信頼を基に手広くやっていきたいと思いますが、場所についてはこだわらず、地方であったり、誰も飛び込んでいかない分野であったりしたところに飛び込んでいけるように、今は人からの信頼と経験を身につけていこうと考えています。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士というものはなかなか身近な存在ではないので、何をやっているか、何を考えているかということは見せていきたいと思いますね。あまり弁護士を特別視しなくていいですよ、ということを言いたいです。