

佃 克彦
佃法律事務所
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インタビュー
佃 克彦 弁護士 インタビュー

弁護士を目指したきっかけ
はっきりと覚えているわけではないのですが、たしか中学生の頃にテレビドラマで弁護士を見たことがきっかけだったと思います。ドラマの中で弁護士は、無実の人を弁護し助ける正義の味方であり、その姿に憧れました。
印象に残っている案件(事件)
いろいろありますが、検疫所長の通知の処分性が問題となった行政訴訟などは印象に残っているひとつです。1審・2審ではその通知にはそもそも処分性がないとして門前払いの判決を受けてしまったのですが、最高裁でひっくり返り、通知に処分性が認められました。
この事件は行政法の教科書にもよく出てくるんですよ。勝つ側の立場で最高裁で弁論をしたのも気分がよかったです。もっとも、その後の差戻し審での実体審理では結局、検疫所長の処分の取消しが認められず負けてしまいました。
この事件は、最高裁が実体審理への門を拡げたという意味では意義のある判決でしたが、実体審理で違法を認めるハードルはまだまだ高く、行政追認の裁判所の本質はなかなか変わらないのだなと思いました。
仕事の中で嬉しかったこと
どんな事件かに関わりなく、やっぱり依頼者に感謝していただけることが一番嬉しいです。
どんな仕事でも、誰かに必要とされているから仕事として成り立っているのだと思いますが、中でも弁護士という仕事は、依頼者との直接の接触を通して、人から必要とされ役に立てたということを実感することができるので、とても恵まれていると思います。
弁護士になって大変だと感じること
忙しくて時間がないことです。本来は、法律や判例、また教養を深めるために社会のことなどをたくさん勉強しなければならないのですが、そのための時間がなかなか取れないのが悩みの種です。
休日の過ごし方
半分は出勤し、残りは日頃の睡眠不足解消のために寝ます。また、体力を維持するためにジムにも通っています。
弁護士としての信条・ポリシー
ありきたりかもしれませんが、「全力投球」です。依頼者の人たちにとって、弁護士に事件を依頼するなどということは一生に一度のことだと思います。だからこちらも1つ1つの事件に全力を傾けなければいけません。
また、事件とは、本当に多種多様であり、シンプルな事件だと思っていても意外な落とし穴があったりするので、細心の注意を払い、全力を出さなければならないと思っています。
依頼者に対して気をつけていること
2点あります。1つ目は、話をよく聞くことです。これは、事実関係を把握する必要があるからというだけでなく、依頼者の気持ちを理解するために必要だからです。言葉に表われていない部分に依頼者の本当の気持ちが現われていることもあると思います。
2つ目は、きちんと話し合うことです。事件の情勢は動くものです。その時その時に事件の方針や獲得目標についての認識を共通にするために、依頼者とのコミュニケーションを十分に図ることが大切だと思います。
関心のある分野
ここ最近は、表現の自由の問題に関心があります。2008年、自衛官官舎のポストにイラク派兵反対のビラを投函した行為を最高裁が住居侵入罪で有罪としました。私はこの判決に非常に疑問を感じ、日本弁護士連合会の人権擁護大会で表現の自由をテーマにしたシンポジウムをやろうと提案し、その事務局長を務めました。
今後の弁護士業界の動向
どうなるかを考えるよりも、どうすべきかを考えたいです。ロースクール制度の導入は、お金がある人でなければ司法試験を受けることができなくなったに等しいような気がしますが、法曹の給源がそんなに狭く偏ったもので良いのでしょうか?
また法曹人口は、あまり急激に増やすと、法曹養成がうまくいかないのではないでしょうか。弁護士の仕事はある意味で、徒弟修行をしながら一人前になるという側面があると思います。そのような修行の機会を得られない人が出るような急激な増やし方はまずいのではないかと思います。
今後のビジョン
現在のスタイルが気に入っているので、このまま続けていきたいと思っています。事務所を大きくしたいとは思っていません。必要に応じて他の事務所の弁護士と連携して、これからもずっとフットワーク軽くやっていきたいです。それと、もっともっと勉強の時間を持ちたいです。
ページを見ている方へのメッセージ
今依頼している弁護士の方針などに疑問や不安を感じたら、セカンドオピニオンとして他の弁護士の意見を聞くことも考えるのがよいと思います。
弘文堂から「名誉毀損の法律実務」・「プライバシー権・肖像権の法律実務」という2冊の本を出しています。名誉・プライバシー・肖像権の事件を扱うときの実務書として最適だと自負していますので、今すぐアマゾンで注文して下さい(笑)。
自己紹介
- 所属弁護士会
- 東京弁護士会
- 弁護士登録年
- 1993年
所属事務所情報
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- 所属事務所
- 佃法律事務所
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- 〒105-0003
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- 内幸町駅
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