債権回収の解決事例

会社分割で資産を移動した会社に対して訴えを提起し、債権の一部を回収した事例

40代 男性
この事例の依頼主 40代 男性

相談前の状況 相談社の会社(X社)は、Y社からの依頼を受けて約7000万円の建設工事を行いましたが、Y社は、会社分割を行って、資産の大半を、新しく設立された会社(Z社)に移転してしまったようです。Y社には、今は誰もおらず、事務所もありません。どうすれば良いですか。

解決への流れ まず、Y社の会社情報をデータベース業者から取り寄せて調査してから、法務局で、会社分割の登記の申請書や添付書類を見せてもらい、会社分割の内容を把握しました。その後、Z社の債権を仮差し押さえてから、Z社に対して訴えを提起して、最終的には、工事代金の約半分を払ってもらう内容で和解しました。

後藤 正志 弁護士 後藤 正志 弁護士からのコメント かつては、「サブマリン会社分割」と言って、潜水艦が海中を密かに航行するように、会社分割を密かに行って資産を移動させる手法が横行していました。
本件は、たまたま、Z社にまとまった財産が入る予定があることが分かっていたので、上手くいきましたが、実際には、いったん、会社分割の効力が発生してしまうと、債権を回収するのはなかなか難しいです。
ですので、会社分割の効力が発生する前に、会社分割無効の訴えを提起するなど、早めのアクションを起こした方が良いでしょう。

後藤 正志 弁護士
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