宮下 央 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
スポーツが好きなので、スポーツに関連する仕事がしたいと考えていました。私が高校3年生の頃にプロ野球選手の代理人交渉の制度が導入されるという話があり、その資格が認められるのは弁護士だけであるということだったので、プロ野球選手の代理人になりたいと思ったのが初めて弁護士という職業を意識したきっかけだったかもしれません。
実際に司法試験の勉強を始めたのは、大学3年生になって、周囲の友人が就職活動を始めた頃からです。大学1、2年生の間、これといって打ち込むものもなく過ごして来た中で、何か燃えるもの、一生懸命になれるものが欲しいと感じました。弁護士になりたいというより、司法試験という難しい試験に合格したいという想いのほうが先に立っていたかもしれません。
取り組んできた事例
私はM&Aを中心に仕事をしているのですが、弁護士になって2年目になったばかりの頃、4年目の弁護士の先生と毎日朝早くから夜中まで仕事をするようなM&Aの案件があり、この案件をきっかけにM&Aの面白さやダイナミックさを知りました。金融商品取引法(当時の証券取引法)の解釈が問題となっていた案件だったので、金融商品取引法の複雑な体系や難解な解釈論の面白味も知りました。
その後、私は、平成19年10月1日から2年半の間、金融庁の任期付公務員として勤務することになったのですが、この案件は、私が金融庁で勤務してみたいと考えるきっかけにもなりました。
仕事で嬉しいこと・大変なこと
嬉しいのは、依頼者の方から信頼されていると実感できるときです。
依頼者の方が満足し、自分自身も納得できるレベルの仕事ができたと感じるときが嬉しいです。
大変だと感じるのは、常に進歩し続けなければやっていけない仕事であるという点です。法律は変わっていくものですし、新しい論点もすぐに出てきます。常に学び続けていかないといけません。学ぼうという気持ちをずっと持ち続けたいと思っています。
弁護士としての信条
依頼者の方に最良のサービスを提供するために、常に向上心を持って勉強し続けることです。学ぶ姿勢が自分の中から消えたときは、この仕事を辞めるときだと思っています。
依頼者に対して心がけていること
依頼者の方には法律に詳しい方もそうでない方も居られます。これに対して、弁護士は法律を専門にしているので、法律に詳しいのは当たり前です。そのように専門分野が違う方に対して法律のことを説明する上で、説明がもしわかりにくい場合は私の責任です。なので、常にわかりやすく説明することを心がけています。
特に関心のある分野
企業を取り巻くビジネスの問題全般に興味があります。特にということでいうと、やはりM&Aですね。
悩みを抱える方へのメッセージ
弁護士といっても特別な存在ではありません。パンが食べたいときにはパン屋さんに行きますし、病気になったらお医者さんのところに行きます。それと同じように、法律のことで何かあれば弁護士のところへ行くわけで、決して特別なことではありません。