金子 博人 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
中高一貫の学校に通っていましたが、高校生の時に「自分とは何者で、何ができるのか」ということを考えていました。当時は、高校にも合わなかったため、それではサラリーマンには合わないと考え、何ができるのかを考えていました。
その頃テレビで弁護士を見て、自分一人でも生きていけるところや、その仕事自体にも魅力を感じ憧れるようになったのがきっかけです。
印象に残っている事例
色々ありますが、あげるとすれば税務訴訟です。これは、税務署を相手にした訴訟でした。専門家に聞いても勝訴率は低く、駄目だろうと言われていたが、自分で考えているとどうもおかしい点のある事件で納得がいきませんでした。
そこで、専門外の視点から理論を立てて頑張った結果、専門家の予想を覆し、全面勝訴に持ち込むことができました。
この事件を経て、その道のプロは、慣れで考えてしまうところがあり、盲点があるのだということを実感しました。これは、社会人として忘れてはいけないことだと実感しました。
仕事の中で嬉しかったこと
正直あまりないです。ごく稀に、一生懸命やった結果として、依頼者から感謝されることです。これは、表面的ではなく、心から感謝されるという意味です。
トラブル解決は、基本的に100パーセントではないため、やはりどこかに不満が残ってしまうものですが、それでも感謝してくれた折には、頑張った結果が出たのだと実感でき嬉しいです。
弁護士になって大変だと感じること
依頼者がこちらの言うことを聞こうとしないことです。たいていの人が、自分なりに結論を決めつけてきてそれに対する弁護士のお墨付きをもらいに来るのです。
多くの人は、説明して理解してくれますが、時には自分の都合の悪い部分を受け付けず、後で説明をしてくれないなどと批判をされて困ります。
休日の過ごし方
やることがいっぱいあります。弁護士としての30年よりも長く趣味として絵画を40年やっています。また、他にも陶芸や絵画を見に行ったり、ダンスや茶道などをしたり、色々なことに挑戦しています。
弁護士としての信条・ポリシー
まず、本当の真理は一つだと思いますが、社会の中での真理というものは変動して行くため、固定観念に縛られて一つのことに固執することなく、色々な角度で見ることです。
次に、国内外の枠組みに縛られることなく、外国人や企業の相談にもインターネットを通じて依頼を受けたりしています。
依頼者対して気をつけていること
できるだけ、その案件の本質を理解しながら進めていくことです。また、依頼者が個人の場合にはその人の人生の中での意味を考えてもらえるように進めています。
関心のある分野
国内紛争解決型なら色々な分野を扱っています。事務所的には、ほとんどすべての分野に対応できます。また、不動産関係や、中堅以下零細企業で起こる日常的な問題対応にも応じています。特殊分野としては、著作権や国際分野、旅行関係にも対応しています。
今後の弁護士業界の動向はどうなるとお考えでしょうか。
大変だと思います。事務所の二極が強まり、事務所を大きくして対応するか、特色を持って維持するかになるでしょう。また、弁護士自身の社会的役割の果たし方を開拓していくべきですが、それには色々な活動を通じてすごく時間がかかると思います。
先生の今後のビジョンを教えてください。
紛争解決型事務所として、国際法務を開拓していきたいと思います。この点については、国内外で区別してしまうところが多く、まだまだ未開拓なので、国際弁護士とは異なる面でパイオニア的役割を担っていきたいです。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士は敷居が高いと言われています。一般的にみれば、そうかもしれませんが、まずは法律相談だけでもしてみてください。費用はかかりますが、その後頼むかどうかは法律相談をしてから決まればいいのです。現在では、広告も解禁されていますから、インターネット等を通じて相談してみてもいいと思います。そうすることで、道は開けてきます。