関口 博 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
小・中学生のころから、社会科が好きでした。中学3年生になり、先生に将来について考えるよう言われたときに職業選択についてのいくつかの本を見て、弁護士を見つけ、自分に合っているのではないかと思いました。
そこで、「司法試験必携」というタイトルの本(法学書院)を近所の古本屋で買い、当時司法試験の合格者数の多かった中央大学に入ろうと思ったことがきっかけです。
印象に残っている事例
弁護士になりたてのころに、国選弁護人で扱った窃盗が印象深いです。一審で示談不成立であった事件を二審で引き受けました。被告人はまだ20歳くらいで、お金がなかったため、親に連絡しました。
結果的に逆転(実刑判決を執行猶予付判決に)をして、裁判長からもほめられたことから印象に残っています。
仕事の中で嬉しかったこと
裁判で逆転(控訴審で原判決破棄)をしたり、ほめて頂いたりするなど、自分の勉強が生かせた時は嬉しいです。特に嬉しいのは、一審敗訴で逆転勝訴した場合です。
弁護士になって大変だと感じること
人の困ったことや、トラブル、感情の対立などを扱うために、ストレスが多いことです。自分の努力次第で、結果が大きく左右されるという責任の大きい仕事のためのストレスが大変です。
休日の過ごし方
土日が事務所の休みですが、土曜日の午後は事務所に出てきて、書類整理に5~6時間をかけ、日曜日は、寝ていたり、ビデオを見たりします。また、趣味であるスキューバダイビングを伊豆などで時々やります。過去、仕事の合間をぬって、グアムやロタ、宮古島、パラオにも行ったりしました。
弁護士としての信条・ポリシー
困った人の役に立ち、助けることのできるよう、できるだけのことはすることです。また、依頼者に弁護士に頼んで失敗したなとか損をしたなとか思われないように、できるだけ実績を出して、最終的に、弁護士を利用して良かったと思われるようにしています。
依頼者に対して気をつけていること
依頼者の話をよく聞くことです。2〜3時間、遮ることをせず、相槌をうちながら、隠れたヒントを探ります。説明もメールなどではなく、直接依頼者と会って時間をかけてすることで信頼関係を築けると思っています。
関心のある分野
私が、東京弁護士会で所属している倒産法部会での勉強会を通じて、倒産諸法(会社更生法・民事再生法など)や、あるいは、よく取り扱う一般民事(相続など)、さらに、顧問先から頼まれる、会社法や金融商品取引法に関心があります。
悩みを抱える方へのメッセージ
弁護士は費用が高いイメージがありますが、上手に利用すれば結果的に得になるので、気軽に相談してほしいです。また、法のトラブルは病気と同じで小さいうちに早めに相談するべきです。
弁護士の敷居が高いと思わず、気軽に相談してほしい。できればかかりつけの医者のような、弁護士がいると人生に出会ういくつかのトラブルも助かると思います。これからは、弁護士の数が増えるので、友達や知人が弁護士ということも多くなると思います。